ゴキブリ出現時の対処法まとめ。

　○殺虫スプレー
　何と言っても遠距離攻撃。遠距離攻撃が可能な武器は実質殺虫スプレーのみである。ゴキブリが特別苦手な人はこの方法一択であろう。
　場所をあまり選ばないという点も長所として挙げることが出来る。ただし、食物がある場所では控えよう。
　しかし殺虫スプレーは主に毒で殺す為に、耐性を持つゴキブリには効きにくいという欠点がある。浴びせ続ければ仕留めることは可能なのだが、長期戦になりやすく、こちらの神経の摩耗がネックである。苦手な人はゴキブリ退治だけで一日分の疲れを味わうことになってしまう。

　○新聞で叩く
　一撃必殺の近距離攻撃。上手くヒットすれば問答無用でゴキブリを仕留められる。またその死に様は「死んだ？　死んだ？」という疑心暗鬼を吹き飛ばす程の明瞭さである。
　あまり場所を選ばない。ただし、貴重品や精密機器がある場所では控えよう。
　欠点は後始末。四肢・体液が散乱したゴキブリの処理は誰にとっても大変な苦痛を伴う作業だ。
　そしてそもそもゴキブリが苦手な人はこの方法を取ることは出来ない。仮にこの方法しか存在しない状況だとしても取る行動は凡そ「とりあえず逃げちゃう」だろう。

　○熱湯を浴びせる
　それ程有名ではないが、一撃必殺。どんなに毒耐性を装備したゴキブリであっても、一撃必殺だ。一瞬で殺せる上にその姿も綺麗なままなので神経摩耗もなければ後処理も楽。
　しかし場所を選ぶ。ＮＧな場所が多いので注意だ。
　また、この方法一番の欠点が、準備に時間を要することである。水が沸騰するのを待たねばならない。
　そして取り扱いに気を付けなければ自分が火傷をしてしまう危険もある。特にゴキブリ出現時は精神状態が不安定になりやすい。きちんと相手に浴びせられるだけの冷静さを持てない人は、控えるのが吉だろう。

　○洗剤を浴びせる
　ここで言う洗剤とは「界面活性剤」が使われている洗剤である。きちんと確認しておこう。
　一言で言えば「耐性を持ち得ない毒」である。その威力には絶対の自信がある。
　どうして洗剤を浴びるとゴキブリは死ぬのか。ゴキブリは呼吸管と呼ばれる細い管を用いて呼吸を行っている。この呼吸管は細い為、水などが入って窒息しないように油でギトギトにしてある。ここに洗剤を浴びせるとどうなるか。油が綺麗さっぱり洗われてそのまま管に洗剤が入り込む。結果、ゴキブリは窒息、死に至る。これはゴキブリの構造であるので、耐性は持ち得ないのである。
　洗剤を浴びせるとゴキブリの動きは徐々に鈍り、数十秒～一分程で決着が付く。神経摩耗は若干してしまう。
　場所をかなり選ぶ。流しくらいでしか使えない。だがゴキブリは流しに現れることが多く、相性は良い。

　以上、ゴキブリ出現時の対処法まとめでした。
　ホウ酸団子は大前提です。

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