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ことりと落ちる
投稿時刻 : 2014.06.30 23:50 最終更新 : 2014.06.30 23:53
字数 : 1657
5
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コメント
2014.07.07 00:00

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 どうしても傑作「#検閲により~」と対比してしまうんですが、同じく「中身を秘す」ことで想像を掻き立てる手法ながら、今回は外側世界の描写が増えた一方で中身が隠れすぎに思えました。外側と内側の世界は当然リンクしているはずですから、一方の情報量が増えれば他方についても語ったことになります。なので、「秘された中身」と「外を通じて浮き彫りになる中身」、この両者の関係を整合的に想像してみるわけですが、はっきり言ってどこに着地点があるのか皆目見当がつきません…。そのため、消化不良感の方が大きくなってしまいました。
 「#検閲により~」は「(中身を通じても)外側が語られない」からこそ、多様な想像が整合性を持って成立する余地があったわけですが、今回はその逆でどんな中身なら成立するのか見えなさすぎるというか…。なので、魅力的な「謎」に映らなかったという印象です。
 まず、それほど幼くもない子どもたち相手に鬼の形相というのが「?」 一度は読ませるつもりになったからこそ書いたはずなので、そんなに大層な秘密でもないと思うんですが…いったい? (あるいは手紙に思えただけで、実は犯行計画か何か? もしくは、父親だけにしか見せる気のないものだった?)
 普段は顧みられず、苦労や重要性なども理解されずに使い回されて、ある日限界が来てやって視界に入る…でも、どうせ理解はされない。つまり「当たり前」があることの幸福を理解していない男たちなわけで、むしろ本当に何も書けない・書く気にならない方がしっくりきます。…しかし、だとすると隠す意味が分からず…という感じでした。
2014.07.08 20:59

まずタイトルが思い浮かびましてそこを始点に書き始めました。家族にも色々な秘密があるでしょうし、落ちてきた手紙の重い軽いもちょっとしたミステリーになるかと思ったのですが人物の描写が浅いために重みのある話にならなかったのが残念です。感想ありがとうございました。
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