エントリー作品◆【BNSK】品評会 in てきすとぽい season 13(時間外)向こう側へ(9484字)投稿時刻 : 2015.07.22 04:26最終更新 : 2015.07.22 04:27 ユキヒトは大学生だった。が、ほとんど学校へは行っていなかった。一年、二年と平穏無事に山も無く谷も無くのらりくらりとやってきたところが、ふと、学校へ足が...
◆【BNSK】品評会 in てきすとぽい season 11銀座マンホール(3680字)投稿時刻 : 2015.04.11 23:47最終更新 : 2015.04.15 13:14 キミシマは雨に濡れた銀座の裏通りを一人トボトボ歩いていた。そろそろ春が来るというのに、しぶとい冬が街にへばりついているような、寒い夜だった。 ...
◆【BNSK】品評会 in てきすとぽい season 10止まない雪(9836字)投稿時刻 : 2015.02.28 19:21最終更新 : 2015.02.28 19:25 宗次郎は雪が降ったら良いのに、と思って空を見上げた。灰色の雲は凍り付いた様に重ったるく空に沈んでいた。 ...
◆並行世界の片隅でa light to live(6109字)投稿時刻 : 2015.02.14 16:23最終更新 : 2015.02.15 16:151
「何も死ぬことはなかったわ」 ...
◆【BNSK】品評会 in てきすとぽい season 9時流れ海流る(5351字)投稿時刻 : 2015.01.10 01:35 これは人間の時間で言う一秒を千年ほどの長さに感じる生命体の話である。それはいつのことかわからないが、彼らは遠い昔、はるばる外宇宙から地球へ移住した。大...
◆【BNSK】品評会 in てきすとぽい season 9海なる世界(8636字)投稿時刻 : 2015.01.08 17:31最終更新 : 2015.01.08 17:32「地球を知っていますか」
と先生は白いカンバスを見つめながら言った。また先生が妙な話を始めたな、と...
◆【BNSK】品評会 in てきすとぽい season 8犬の愛(9380字)投稿時刻 : 2014.11.16 00:40最終更新 : 2014.11.18 14:47上 ルルの喜怒愛楽な日
私は主人にルルちゃんと呼ばれている。チャンは敬称の類いであって、本名はル...
◆【BNSK】品評会 in てきすとぽい season 7嗚呼神保町(4027字)投稿時刻 : 2014.10.11 23:57最終更新 : 2014.10.11 23:59 神保町は世界で一番古書の集まる町である。ジャンルは問わない。古今東西、学術専門書、絵本、雑誌なんでもござれ。無論最新刊が欲しければ三省堂本店もある。古...
◆【BNSK】品評会 in てきすとぽい season 6若者たち(8981字)投稿時刻 : 2014.08.30 23:49最終更新 : 2014.09.01 13:471
夏の朝、始発の列車に乗り込み私は東京駅を出た。 ...
◆【BNSK】月末品評会 in てきすとぽい season 3もう、一人でいいから(6068字)投稿時刻 : 2014.05.26 23:18最終更新 : 2014.05.27 22:33 四月。春が来て、空の色がだんだん濃い青色になっていく。日差しが強くなり、日常の風景が色めき立つ。小鳥がご機嫌な調子でぴろぴろさえずっている。穏やかで優...