エントリー作品◆第72回 てきすとぽい杯〈紅白小説合戦・紅〉終恋(3113字)投稿時刻 : 2022.12.10 23:59「好ッきじゃ~初恋なんじゃぁ!」
鈴木庫之介さんが、リーダーの橋本さんににたらこ唇を突き出して迫るが、彼女...
◆第67回 てきすとぽい杯〈てきすとぽい始動10周年記念〉壁の向こう(1904字)投稿時刻 : 2022.02.19 23:45「それは視覚器官に捉えられるのであるから、『見える』わけだ」
また、泰輔の訳知り顔で、疎らなあごひげと櫛を通したことの無さそうな乱雑の...
◆第18回 文藝マガジン文戯杯「Junction」浮舟(3657字)投稿時刻 : 2022.02.20 23:59 何もかもさ、覚えていないんだ。
俺の言うことを目の前の制服の野郎が、訝しげにねめつけているのが分かった。...
◆第65回 てきすとぽい杯累卵(2259字)投稿時刻 : 2021.10.16 23:44 振り上げられた腕があたしの視界を横切る。呻き声がその後に続く。倒れることも厭わない程上体を倒し、遅れて足を突き出す。よろめいているように見えて、右、左...
◆第61回 てきすとぽい杯〈てきすとぽい始動9周年記念〉傷(1722字)投稿時刻 : 2021.02.13 23:44最終更新 : 2021.02.14 00:14 その唇の傷を付けたのは私だった。
お守りの文庫本を私は握りしめていた。 ...
◆第59回 てきすとぽい杯ねぇ、柚季(2193字)投稿時刻 : 2020.10.17 23:42 エナメル質がぶつかって、鼻の頭が柚季の少し丸い鼻に擦れた。
「長谷川君が起きちゃうから」 ...
◆第56回 てきすとぽい杯ふたりのまち(2282字)投稿時刻 : 2020.04.18 23:43 もう全く返事の無いメールを今日も送る。そろそろ格安SIMに乗り換えたいと思いながら、古めかしくも思えるようになったキャリアメールの送信ボタンを押した。 ...