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もてかわ!
大沢愛
投稿時刻 : 2015.10.03 23:59
字数 : 4560
5
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コメント
2015.10.06 20:03

すいません単刀直入に言ってこういう難しい小説はどうやったら書けるんですか? 教えてください
後この小説で言ってること、本当にこんな事あると思いますか? ある程度はあるって感じですかね?
※ 追記(2015.10.06 21:22)
なんだか失礼になってしまいましたね。
この小説は本当に素晴らしいと思います。ですが私には決して書けないようなものです。
人間関係の複雑さについての考察のようなものがリアルで、思わず見とれてしまうほどです。
ですので、そう一朝一夕にやすやすと真似できるようなものではないことは分かっているのですが、
それでも何か糸口のようなものが掴めたらと思った次第です。教えて頂けませんでしょうか。
2015.10.06 21:22
夏SNOOPYさん のコメント に、追記がありました。
2015.10.06 20:03

すいません単刀直入に言ってこういう難しい小説はどうやったら書けるんですか? 教えてください
後この小説で言ってること、本当にこんな事あると思いますか? ある程度はあるって感じですかね?
※ 追記(2015.10.06 21:22)
なんだか失礼になってしまいましたね。
この小説は本当に素晴らしいと思います。ですが私には決して書けないようなものです。
人間関係の複雑さについての考察のようなものがリアルで、思わず見とれてしまうほどです。
ですので、そう一朝一夕にやすやすと真似できるようなものではないことは分かっているのですが、
それでも何か糸口のようなものが掴めたらと思った次第です。教えて頂けませんでしょうか。
2015.10.06 22:46

夏SNOOPYさん への返信
※ このコメントには、作品の展開や結末に関する内容が含まれています。
[ コメント本文を表示する ]
 お読みいただいた上にコメントまで、ありがとうございます。
 未熟な修業中の身でありながら自作について語るのも僭越ですが、ご質問頂けたことに意を強くしていくつかお話させていただきます。
 「物の見方の違い」は小説においてそれぞれの「個」を際立たせるための重要な要素ですが、特に男女によっても明らかな違いがあります。一般的に男性よりも女性の方が「関係性」への意識が敏感だと言われます。私もそう思いますが。たとえば「不倫」という状況があったとして、当事者になった場合、男性は「不倫」の事実(具体的には性行為)の有無にこだわりますが、女性は事実そのものよりもそれによって「関係」がどう変化するかの方により意識が向きます。
 妻の「不倫」がばれた状況で、夫は不倫の事実に激怒して妻を責めるものの、妻はむしろ平然と事実を認めた上で「で、どうするの?このまま続ける?それとも別れる?」と言ったりします。夫からすれば何を開き直ってやがるんだとさらに逆上しますが、妻からすれば不倫の事実は何を言ってもいまさら動かしがたいわけで、その先をどうするの、と尋ねているわけです。妻にとってはいつまでも事実の部分にこだわっている夫が女々しく思えるでしょうし、夫にとっては事実について弁明もしない妻への憎悪を掻き立てられるでしょう。
 おそらくこういった部分は理解し合えないのではないかと思います。その上で、それぞれの気持ちのありようをきちんと描くことで小説のリアリティが生まれると思います。法的措置が目的でもない限り女性は「事実」にこだわりませんし、もしやたらとこだわる女性を描いてしまえばどこか不自然な作品になってしまうと思います。
 拙作の主人公が最後に変わってしまう部分ですが、手っ取り早いのは今まで誰とも付き合ったことのない女の子と恋愛関係になってみればお分かりいただけるのではないでしょうか(犯罪はまずいですが)。それまで思っていたこと、それまで生きていた関係性が不意に遠のく感覚は、体験してみれば意外と不思議ではなく受け容れられると思います。
 いろいろなひとと喧嘩したり付き合ったり、友だちになったり別れたり、離れた位置からこちらを見つめているひとに話しかけたり、そんなこんなの中で「面白いなぁ」という気持ちを持ち続けることができれば、「人間なんてこんなものだ」という閉じた考えに引き籠らなければ(その方が楽ですからね)、食い違いや誤解も含めて「訳の分からない」モチーフがそこらじゅうに転がっているのに気づくのではないでしょうか。
 ものを見る角度がオリジナリティだとすれば、角度は無限にありますから、オリジナリティもまた無限ということになります。そんなことを思いつつ、なかなか思い通りにはいかないまま、試行錯誤を重ねています。
 お答えになったかどうか甚だ疑問ですが、そんな失敗の連続の上に書かれたものだとお思い頂ければ宜しいかと思います。
 長文、失礼いたしました。  
2015.10.06 22:46

夏SNOOPYさん への返信
※ このコメントには、作品の展開や結末に関する内容が含まれています。
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 お読みいただいた上にコメントまで、ありがとうございます。
 未熟な修業中の身でありながら自作について語るのも僭越ですが、ご質問頂けたことに意を強くしていくつかお話させていただきます。
 「物の見方の違い」は小説においてそれぞれの「個」を際立たせるための重要な要素ですが、特に男女によっても明らかな違いがあります。一般的に男性よりも女性の方が「関係性」への意識が敏感だと言われます。私もそう思いますが。たとえば「不倫」という状況があったとして、当事者になった場合、男性は「不倫」の事実(具体的には性行為)の有無にこだわりますが、女性は事実そのものよりもそれによって「関係」がどう変化するかの方により意識が向きます。
 妻の「不倫」がばれた状況で、夫は不倫の事実に激怒して妻を責めるものの、妻はむしろ平然と事実を認めた上で「で、どうするの?このまま続ける?それとも別れる?」と言ったりします。夫からすれば何を開き直ってやがるんだとさらに逆上しますが、妻からすれば不倫の事実は何を言ってもいまさら動かしがたいわけで、その先をどうするの、と尋ねているわけです。妻にとってはいつまでも事実の部分にこだわっている夫が女々しく思えるでしょうし、夫にとっては事実について弁明もしない妻への憎悪を掻き立てられるでしょう。
 おそらくこういった部分は理解し合えないのではないかと思います。その上で、それぞれの気持ちのありようをきちんと描くことで小説のリアリティが生まれると思います。法的措置が目的でもない限り女性は「事実」にこだわりませんし、もしやたらとこだわる女性を描いてしまえばどこか不自然な作品になってしまうと思います。
 拙作の主人公が最後に変わってしまう部分ですが、手っ取り早いのは今まで誰とも付き合ったことのない女の子と恋愛関係になってみればお分かりいただけるのではないでしょうか(犯罪はまずいですが)。それまで思っていたこと、それまで生きていた関係性が不意に遠のく感覚は、体験してみれば意外と不思議ではなく受け容れられると思います。
 いろいろなひとと喧嘩したり付き合ったり、友だちになったり別れたり、離れた位置からこちらを見つめているひとに話しかけたり、そんなこんなの中で「面白いなぁ」という気持ちを持ち続けることができれば、「人間なんてこんなものだ」という閉じた考えに引き籠らなければ(その方が楽ですからね)、食い違いや誤解も含めて「訳の分からない」モチーフがそこらじゅうに転がっているのに気づくのではないでしょうか。
 ものを見る角度がオリジナリティだとすれば、角度は無限にありますから、オリジナリティもまた無限ということになります。そんなことを思いつつ、なかなか思い通りにはいかないまま、試行錯誤を重ねています。
 お答えになったかどうか甚だ疑問ですが、そんな失敗の連続の上に書かれたものだとお思い頂ければ宜しいかと思います。
 長文、失礼いたしました。  
2015.10.10 17:45

大沢愛さん への返信
いつまでたっても返事が来ないなあと思いながらお待ちしておりました。遅れてすいません(パソコン音痴です)
女性は肉体関係よりも精神的なものを重んじる、ということは何となく知っておりましたが、そこまで女の人の心理が複雑だとは存じておりませんでした。女性と付き合うのが怖くなりそうです(汗
いやー、なんと言ったらいいのか……腑に落ちないというか理解しがたいことですが、分かりやすい説明ですね。ありがとうございます。理解できるように頑張りたいと思います。何からやったらいいか分からないので山田詠美など男女関係が出てくる本でも読んでみます。体験するのが一番ですか……それじゃいつになることやら(汗
男女関係の機微について非常に参考になるご意見、ありがとうございました。
※ このコメントには、作品の展開や結末に関する内容が含まれています。
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たっくん、急に出てきたぞたっくん……

冒頭の描写がピカイチで、引き込まれたのでした。
しかし作中の男の描写には、いくらか言いたいことはある。例えば処女性について。男性は処女に惹かれるだろうけど、その逆に奔放な女性にも惹かれるものだと思う。それでもって、口にしている言葉は全部素直じゃない。
だから彼女は、たっくんと付き合うことになると苦労するのではないかと思った。付き合うと、多分いろんなところが見えてくるはずなので。

たっくん……
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