怨念を感じる……怨怨
後味が悪い話。これ、心当たりのある人ほどダメージを受ける仕様ですね。女の子と男の子、どっちの気持ちもわかるような気がする。なんていうか、女の子はちょっと好意を持ってたんじゃないかなって思うんですけど、あの一言はその好意を一瞬にして反転させる威力がありますね。悲しみを感じたのか、怒りを感じたのか……まー私なら怒りを感じてしまいそうですｗ逆切れってヤツですｗ
男の子の言葉もちょっと心当たりが……実際に口には出せないけど、頭の中で致命傷をもたらす言葉を考えてしまうことって、あるような気がする。正当な報復のチューニング。男の子はスッキリできたのかなあ……。

　冒頭の口下手をカバーする方法や自分の気持ちと言葉をチューニングさせるという表現がとても良かったです。
　私とタケシの関係が良くなるのかなぁと思いながら読んでいったら、さらに悪くなった……これが碧さんの怨念パワーか……。後味は悪いけれど、心に残るというか突き刺さるというか記憶に残るお話でした。