てきすとぽい
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恵理子の部屋
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投稿時刻 : 2022.02.14 23:34
字数 : 6874
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感想:1
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コメント
2022.03.19 08:58
文藝マガジン「文戯」編集部
@BungiNovel
※ このコメントには、作品の展開や結末に関する内容が含まれています。
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この作品の、一行の文字列が想像させる景色を再び文章にして言葉へ戻すとしたら、おそらく三行は必要となるでしょう。それほど文章に情報量が多いです。私、川辺が純文学を好きだからというのもあるのでしょうが、わずか数文字の単語の組み合わせからここまで鮮やかな情景が想起されると、もはや快楽と言ってよいのではないかと思います。一般的にはそれを色気のある文章と呼ぶのでしょう。
描写力も凄まじく、登場人物の心境の変化が明確に書かれていないのにもかかわらず、二人の心の接近に説得力があります。描かれていない二人の心の欠損が、読んでいてはっきりとは分からないのに、かっちり埋め合わさってお互いを支えているような感覚に陥ります。
もちろん書かれている情報があるからこそですが、書かないことで情報を伝える技術を持っている素晴らしい作家です。純文学を書く作家であれば、この作品を分解して情報伝達の秘密を探るべきです。ただし、ライトノベルなどの作品を書く作家は読むだけにしたほうがいいです。きっと文芸の迷路に迷い込んでしまうでしょうから。
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描写力も凄まじく、登場人物の心境の変化が明確に書かれていないのにもかかわらず、二人の心の接近に説得力があります。描かれていない二人の心の欠損が、読んでいてはっきりとは分からないのに、かっちり埋め合わさってお互いを支えているような感覚に陥ります。
もちろん書かれている情報があるからこそですが、書かないことで情報を伝える技術を持っている素晴らしい作家です。純文学を書く作家であれば、この作品を分解して情報伝達の秘密を探るべきです。ただし、ライトノベルなどの作品を書く作家は読むだけにしたほうがいいです。きっと文芸の迷路に迷い込んでしまうでしょうから。