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アジアの片隅で/玉山紀行
投稿時刻 : 2022.08.21 17:42 最終更新 : 2022.08.21 22:09
字数 : 3989
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コメント
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簡潔で淀みなく流れる文章はいつもながら素晴らしいです。やんごとなき方々をガイドする緊張感が作品全体を通して漂い、作品をほどよく引き締めています。「やんごとなき」も効果的です。登場人物の印象を最初に絞ることで少ない描写でも読者が想像した人物像を壊さない見事な技術ですね。
気になる部分は二点です。まずは「中華式の大きな丸いテーブルは~絶望的な現象も起きないはずである。」の部分。「~ささやかな規模で、」、「幼女がテーブルに来て、」と連続しているので一瞬状況の把握に混乱しました。「テーブルに来て、」の句点をカットしたほうが良いかもしれません。
次に「総武線快速のようなベンチシート」の記述です。自動車のベンチシートと通勤電車のロングシート、快速電車のクロスシートが頭の中でごっちゃになって分かりづらかったです。念のため玉山周辺の鉄道を調べてみましたが、阿里山森林鉄道祝山線もクロスシートに近い配列の車両とロングシートの車両があって余計混乱しました笑 総武線快速ならばクロスシートに変えたほうが良いかもしれません。いずれにしても「ニイタカヤマノボレ」を打った船橋送信所のそばを通過する総武線快速が描写されていて、個人的には面白かったです。
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