つい、つい、つい、と種を植える。お世辞にも豊かとは言えない干からびた大地の中へ、一つ一つ丁寧に埋めてゆく。頼りない水を祈るような気持ちで撒き、実るかもわからぬ樹の成長をもうずうっと待っていた。ああ、雑草の種を飛ばすのはやめてくれ、その僅かに奪われるものすら命取りだ。#10MTWN— くぎんさん (@pleasedoodad) 2012年11月2日
つい、つい、つい、と種を植える。お世辞にも豊かとは言えない干からびた大地の中へ、一つ一つ丁寧に埋めてゆく。頼りない水を祈るような気持ちで撒き、実るかもわからぬ樹の成長をもうずうっと待っていた。ああ、雑草の種を飛ばすのはやめてくれ、その僅かに奪われるものすら命取りだ。#10MTWN