てきすとぽい
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ホワイト・ドワーフ
(
檀敬
)
投稿時刻 : 2014.03.18 01:51
字数 : 200
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ホワイト・ドワーフ
檀敬
私は「死に体」である。
もう燃え尽きてしま
っ
た星だ。
最初の水素だけが燃えてヘリウムは点火しなか
っ
た。
幸いなのは惑星状星雲も形成せずに静かに燃え尽きたことだ。
熱源を喪失し、後はひたすらに冷えていくだけだ。
完全に冷えるまでにまだ何十億年も掛かるだろう。
一つだけ心残りがある。
それは水素が燃え尽きる間際に発生した生命のことだ。
私が彼らに物理的に与えられるものは何も無い。
せめて黄昏の余韻だけでも味わ
っ
てくれ。
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