第二回 てきすとぽい杯〈てきすとぽい始動一周年記念〉
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無念じゃ…
投稿時刻 : 2013.02.16 23:33
字数 : 323
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無念じゃ…
やぐちけいこ


 「お客様の中に白旗を上げた方はいらっしゃいますか?」
満面の笑みを浮かべながら彼女が聞いている。

「は~い…」
私は悔し涙を流しながら手をあげた。

私は指定時間を過ぎ慌てて今回のお題を見て絶句。
一瞬にして頭が真っ白になるという貴重な経験をした。
そうか、そう来ましたか。

チチチチチッ
チクタクチクタクチクタク

いくら考えても何も浮かばないまま時間だけが過ぎた。

時間だけが過ぎた。

過ぎて行くのは時間だけ。

こう言う時だけ何故時間が過ぎるのが早いんだろう?

「………」
「………っ ………っ」
「………っ ………っっ ………汗」

そして何も思い浮かばないまま無情のタイムアップ。


完全に私の負けだ。
もともと敵うはずが無かったのだ。
分かりきっていたことではないか。


それでも無念じゃ…。
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