てきすと恋2016~サルでも読める恋愛小説大賞~
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LID
茶屋
投稿時刻 : 2016.12.22 21:40
字数 : 230
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茶屋


 何だろうこの胸の高鳴りは。
 何だろうこの体から湧き出る熱は。
 何だろうこの震えともどかしさは。
 あなたを見ると、私の体は異常反応を示す。
 おかしいな、と思てもどうしようもなくて。
 こんなはずはない、と否定してもダメで。
 自分ではどうにもならない。
 いつもあなたの事を考えてしまう。
 いつもあなたの事を考えずにはいられない。
 これてもしかして。
 これてもしかして。


「アレルギーですね。お薬だしときます」
 と医者はにべもなく告げた。
 どうりでくしみは出るし、目がかゆくなるわけだ。
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