第36回 てきすとぽい杯〈紅白小説合戦・白〉
〔 作品1 〕» 2  11 
どうか
酔歌
投稿時刻 : 2016.12.10 22:28
字数 : 401
5
投票しない
どうか
酔歌


ある日少年が散歩をしていると、少女に出会いました。少女は言いました。
「私にはじかんがありません。どうか手伝てくれませんか」
少女は木に引かかたふうせんを見ていました。
少年は「じあおんぶしてあげる」と言いました。少年は背が高かたのです。
ふうせんは取れましたが、少女はくつの汚れを見ていいまた言いました。
「まあどうしましう。このあと約束があるの。どうか手伝てくれませんか」
少年は「じあくつをみがいてあげる」と言いました。少年はくつみがきだたのです。
くつはきれいになりましたが、少女は時計を見て言いました。
「でもざんねんね。もう間にあわないわ」
「いたいどんなやくそくだたの?」
「結婚式よ」
少年は「じあ僕が結婚してあげる」と言いました。少年はいい顔立ちだたのです。
だけれど少女は言いました。
「急いでも恋は逃げないわ」
少年は「そうだね」と言いました。少年はものわかりの早い人だたのです。
← 前の作品へ
次の作品へ →
5 投票しない