第55回 てきすとぽい杯〈てきすとぽい始動8周年記念〉
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ある星に住む人たちは君を見上げている
投稿時刻 : 2020.02.15 23:27
字数 : 221
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ある星に住む人たちは君を見上げている
犬子蓮木


欠片を落としながら進んでいく。
進めば進むほど体が崩れていく。
引力に惹かれ、しかしぶつかったり、堕ちたりはせずに、決まった軌道を進んでいく。
まっくらで、
静かだ。
誰もいない。
いたとしてもぶつかったら壊れてしまうだろうけれど。
星がたくさん浮かんでいる。
いくらでもある。
どこにでもある。
星の数ほどある。
イコールだ。
様々な大きさの星がある。
いろいろな色の星がある。
こぼれ落ちる氷の粒がしっぽのようだ。
僕の体が壊れて消えるまで、
僕は孤独にただ進んでいく。
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