てきすとぽい
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接着剤に気をつけろ
(
ポキール尻ピッタン
)
投稿時刻 : 2020.10.25 23:39
字数 : 2260
〔集計対象外〕
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コメント
2020.11.23 03:02
(無記名)
シンナーの匂いと聞いて、昔祖母の家の隣に住んでいたおじさんを思い出した。
おじさんは中学生の頃からシンナーが大好きで、高校卒業してすぐにペンキ屋に就職したくらいだった。
私が物心ついた頃にはおじさんは独立して個人事業主のペンキ屋をしており、不釣り合いなほど綺麗な奥さんと、その間に生まれた娘と自分の母親の四人で暮らしていた。
その頃にはすでにおじいさんは、何度もシンナーで警察に厄介になっており、病院にも何度も入院していた。
いつもは朗らかで人当たりも良く、真面目に働き子煩悩であったが、シンナーの乱用だけが欠点な惜しい人だった。
何度目かの逮捕で綺麗な奥さんには逃げられてしまい、その後はさらに転落の日々。
シンナーを決めては下着泥棒を繰り返し、とうとう刑務所に入ってしまった。
残されたのは娘と母親である。
娘は父親の血を濃く受け継ぎ、母親の血を1割でも引き継げれば良かったのにそれも無く残念な容姿だった。
中学生の頃にはダイヤルQ2にハマり、ばあちゃんが携帯電話の請求が七万も来たと嘆いていたと言う。
おじさんは出所するものの、長期入院となり、家に戻ることもなくどうなったかわからない。
娘は出張デリヘルdうぁたらいてるらしく、それを聞いたウチのオヤジは「自分の体で稼いでいるのだから大したものだ」と言っていた。
家はばあちゃんの持ち家だったので、家賃に困る事はないだろうが、それからさらに住数年経っているのだが、今はその家に誰かが住んでいる様子はない。
娘はすでに四十代に突入している年齢になっているはずであり、シンナーを大好きなおじさんは七十代。
ばあちゃんのは生きていたら百歳を超えているだろうから、さすがに生きてはいないだろう。
冬になると玄関先に雪が積もっているのを見るたびに中には白骨死体が転がっているのではないかと思うことがあった。
もう一つ。
人生で初めて彼女ができた頃、お金もないのでよく自分の部屋でエロいことをしていたのだが、そんな中である日自分のとても大切にしているものがなくなったのに気がついた。
学生時代にずっと好きだった人から貰った手紙である。
何度も何度も告白して、その度に振られるのだけれど、その何度目かに生まれた時にもらった手紙である。
内容としては大したものではなく、早い話がゴメンナサイである。
そんな手紙を自分はずっと大事にして机の奥にしまっていたのだけど、彼女が帰ってから部屋の中の違和感に気が付き、調べると手紙は無くなっていた。
それからほどなくして、その彼女とも別れることになるのだけれど、手紙の事は聞けなかった。
関係ないのだけれども、そんな昔話を思い出させてくれる良い話だと思いました。
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おじさんは中学生の頃からシンナーが大好きで、高校卒業してすぐにペンキ屋に就職したくらいだった。
私が物心ついた頃にはおじさんは独立して個人事業主のペンキ屋をしており、不釣り合いなほど綺麗な奥さんと、その間に生まれた娘と自分の母親の四人で暮らしていた。
その頃にはすでにおじいさんは、何度もシンナーで警察に厄介になっており、病院にも何度も入院していた。
いつもは朗らかで人当たりも良く、真面目に働き子煩悩であったが、シンナーの乱用だけが欠点な惜しい人だった。
何度目かの逮捕で綺麗な奥さんには逃げられてしまい、その後はさらに転落の日々。
シンナーを決めては下着泥棒を繰り返し、とうとう刑務所に入ってしまった。
残されたのは娘と母親である。
娘は父親の血を濃く受け継ぎ、母親の血を1割でも引き継げれば良かったのにそれも無く残念な容姿だった。
中学生の頃にはダイヤルQ2にハマり、ばあちゃんが携帯電話の請求が七万も来たと嘆いていたと言う。
おじさんは出所するものの、長期入院となり、家に戻ることもなくどうなったかわからない。
娘は出張デリヘルdうぁたらいてるらしく、それを聞いたウチのオヤジは「自分の体で稼いでいるのだから大したものだ」と言っていた。
家はばあちゃんの持ち家だったので、家賃に困る事はないだろうが、それからさらに住数年経っているのだが、今はその家に誰かが住んでいる様子はない。
娘はすでに四十代に突入している年齢になっているはずであり、シンナーを大好きなおじさんは七十代。
ばあちゃんのは生きていたら百歳を超えているだろうから、さすがに生きてはいないだろう。
冬になると玄関先に雪が積もっているのを見るたびに中には白骨死体が転がっているのではないかと思うことがあった。
もう一つ。
人生で初めて彼女ができた頃、お金もないのでよく自分の部屋でエロいことをしていたのだが、そんな中である日自分のとても大切にしているものがなくなったのに気がついた。
学生時代にずっと好きだった人から貰った手紙である。
何度も何度も告白して、その度に振られるのだけれど、その何度目かに生まれた時にもらった手紙である。
内容としては大したものではなく、早い話がゴメンナサイである。
そんな手紙を自分はずっと大事にして机の奥にしまっていたのだけど、彼女が帰ってから部屋の中の違和感に気が付き、調べると手紙は無くなっていた。
それからほどなくして、その彼女とも別れることになるのだけれど、手紙の事は聞けなかった。
関係ないのだけれども、そんな昔話を思い出させてくれる良い話だと思いました。