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第14回 文藝マガジン文戯杯「花言葉」
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樋口のラフレシア
 投稿時刻 : 2021.02.05 15:06
 字数 : 360
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樋口のラフレシア
shitamachi-taro


樋口はトプが獲れると思ていた。
その場所が樋口には、そんな風に見えていた。
しかし、樋口が思ているほど、セカイは甘くない。
樋口は打ちのめされた。
そうだ、その場所は樋口にとてラフレシアだたのだ。
ラフレシアの花言葉は「夢現(ゆめうつつ)」。
樋口は夢と現実の区別がつかなかた。
彼らは悪くない。
樋口が悪かたのだ。
樋口はそれに気づかなかた。
いや、気づいたのは遅かた。
気づいた頃には樋口はラフレシアで狂ていた。
ラフレシアは人食い花ではないのは学術的には証明されている。
しかし、樋口はハエのようなものだ。
ラフレシアはハエに受粉させる。
樋口はラフレシアに受粉させられて狂た。
その結果が今の樋口だ。
その場所は樋口にとてラフレシアだた。
た樋口が正常に戻ることはないだろう。
彼岸を渡ても正常に戻れるかはわからない。
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