よくあるお題系創作大会ですよ
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清い心で行きましょう
(茶屋)
投稿時刻 : 2013.07.17 22:18
字数 : 1374
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清い心で行きましょう
茶屋


 そうだ。呪ってみよう


 と思い立ったのはいいが、呪いというのはどうすればいいのか全く知らない。
 いや、嘘だ。
 知ってる。
 古典的なものならば。
 例えば丑の刻にバンダナを巻いて懐中電灯を上に光が向くようにくくりつけ猟銃を持って神社に向かいお参りするとか言うやつ。
 なんか違う気もするが、そんな感じのやつだ。
 だけどそんな恥ずかしい真似をする気は到底起きない。
 もっとカジュアルで、楽な奴。上に述べたものがカジュアルでなくてフォーマルなやり方かは知らないが。
 呪ってみたいけど、
 どうも面倒くさそう、
 ちゃんとした道具が必要なんでしょう?
 そんなあなたにこちら!
 なんて深夜のテレビショッピングでやってるようなお年寄りにも優しそうな呪いの方法は無いものだろうか。
 そもそも、どんな呪いをしたいのだろうか。
 相手を苦しめたいのは当然なのだが、その苦しめたいという事項はあまりも漠然としているし、具体的な手法を提示しなければ呪いを叶える神様も困ってしまうだろう。
 叶えるのが神様なのかどうかは知らないが。
 いや、あ、すいません。神様、私信じてます。まじ、信じてます。尊敬してます。
 あれ、そもそも神様だったら願いが呪いであれなんであれ叶えてくれるのではなかろうか?
 でも、今まで何度も祈ってきたのに願いが叶えられたことなんて一度もない。
 あ、いや、決して神様を信じてないとかそういう訳じゃなくて、たまたまってやつですよね。何となくそう感じるっていうか。
 神様が叶えてくれるんだったら、願えばいいだけだよな。
 でも、どうやって願ったらいいものなんだろう。
 今までのハズレもきっとこっちの願い方がまずかったに違いない。
 どうすればいいのか。確か町で見かける黒い看板には清い心がどうとか書いていたような気がしないでもない。
 けれども清い心って一体なんだ。
 うーん。
 乙女のような純真さ、とか?
 だけど、そんなものどうやって取り戻せばいいのだろう。あ、もともと持ってたかっていう話は別にして、ね。
 うーん。
 まずは格好から入ってみよう。
 何事も形からだ。
 確か高校の時の制服が何処かに……これじゃない……お、あった。き、れ、るよね?

 うん、着れた。なんとか。ギリギリ。
 
 で、いくら待っても純真な心は戻ってこない。
 やっぱりもともと持っていなかったんだろうか。
 そんなはずはない。高校時代は奥手だったし、彼氏なんていなかったから、純真だったはず。多分。おそらく。ある程度。
 あれか。
 お花畑か。
 馬鹿、じゃなくて純真っぽいし。

 チャリンコでお花畑というか、草むらにやってきたわけだけど、虫がいそうだし、中に入りたくねぇ。
 でも、これも呪いためだし、仕方あるまい。
 純真さを醸し出すために引っ張りだしたホコリだらけのぬいぐるみを片手に草むらを突き進む。
 で、どうすればいい。

 無だ。
 心を無するんだ。

 師匠っぽい音声が脳内に流れる。
 そうだ。無だ。
 無に。
 けれどもいきなり無にしろだなんて言われてもできるわけがない。
 それでも頑張ろうと思って、目をつむったり、星空を眺めたりしてみる。
 星空はとても綺麗だった。
 きらびやかに散りばめられた光の破片が、とてつもなく大きな空に散りばめられている。
 あ、流れ星。

「あいつが死にますように 死にますように 死にますように」

 3回言えた。
 これでバッチリ。相手も呪われるに違いない。


 あれ、なんでこんな格好してるんだっけ?
 


回答:流れ星にお願い☆
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