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●今回の執筆意図
ドラマ
って、女性の主人公が多いよねー。
たまにはおもろそうだから、ボクちんもちびっと試してみるっぺかな。
折角だから。ファンタジーやSFのストーリーよりじゃなくて、日常的な話で人物より。
フツーの主婦が、小さなトラブルに遭遇する的なー。
でも、家庭の不和とか、近所の揉め事とか、そういうのではなく、取り立てて不満のない主婦が小さなトラブルに遭遇する的なー。
読後感、さっぱり爽やか系。
●どんな人が書きたいのー??
そそっかしいけど憎めない、サザエさんちっくな人とかー。
かっくいい女性より、「こんな人いるよねー。Twitterにー」みたいなー。
●じゃあ、どういう話がいいー?
この間、「スカイフォール」を観ていて思ったのだがー。
国を守るために、ちびしい訓練を受けた人でも、やっぱ人間なんだよねー。
嫌な目にあったら復讐を企てたりするしー。
世界にはもっとひどい目にあっている一般人もいるのに、高度な訓練を受けている諜報員でも耐えられないことがあったりするんだよねー。
これって言い換えれば、「特別ではない出来事を、特別に見せている」ワケでー。
なんで特別に見えているかっちゅーと、歴代のシーリズ作よりも人間に焦点を当てていて、新鮮味があったりー。
ボンドくん、敵役それぞれにドラマがあるから、映画としての文芸になっているのかもー。
まー、そんなワケでブログ記事だとさらっと流してしまう程度の話でも、料理の仕方によっては小説として成立する可能性があるワケでー。
やっぱ主人公は、日常の代表選手の一人、主婦にしてみっかー。
だけど、主婦ってあんま書いたことないんだよなー。
ただ、だからといって、モデルなんかは想定しないどー。
モデルなんか作ったらダミなのだ。
妄想100%なのだ。
モデルはなしよ、オッケーね?
(お散歩、考え中)2 / 4
●登場人物
主人公;ひよ山豆子
結婚5年目の主婦。
基本マイペースだが、一度興味を持ったものには異常な執念を燃やす。
過去に勤務した職場では豆子からのアプローチに恐れをなし、異動を申し出る男性社員もいたほど。
が、豆子自身はそのことに気付いておらず、好意を持った男性が次々と転勤したことで、むしろ自分を悲劇のヒロインとして刷り込んでいる。
趣味は読書。ブックオフに行けば、半日は余裕。しかし、長年、将棋の歩兵を「ほへい」と思い込んでいた。
主要人物1:やまださん
短文投稿サイトで、豆子がフォローしているユーザー。
互いに面識はないが、豆子と同じ地域に住んでいる。
電子書籍を出版している作家。
ネット上の豆子のキャラを気に入っていて、以前、「豆子さんも小説書いてみない」と、すすめたことがある。
<あらすじ>
ある朝、豆子は郵便受けに一冊の手帳が入っていることに気がついた。
開いてみると、中には小説のプロットらしきものが書かれている。
不審に思いながらもそのままにしておくと、短文投稿サイトで仲のいいやまださんが「今、自分のプロットを他人に書いてもらうことを考えている」と、つぶやいていた。
豆子は、やまださんがこっそりプロットを送ってくれたのだと思い込み、その期待にこたえようと意気込む。
ところが、小説を書くのは生まれてはじめて。自分と同年代で家庭もあるやまださんが、何故こんな苦しい作業を好んで続けているのか、次第に悩むようになる。
尊敬と理解不能。そんな思いが芽生えはじめ、やまださんのつぶやきにも、これまでになかった感情が感じられるようになる。
書いては消し、書いては消し。家事の合間に、豆子は小説を書き続けていたが、ついに挫折する。
それから、しばらく。手帳がやまださんのものではないことが判明。勘違いだと分かった途端、豆子は放棄した小説の道筋が突然見えるようになる。
やまださんの期待とは無関係に、自分が思うように書けばよかったのか。そのことに気付いた豆子は、執筆という繊細な作業に魅力を見出す。
ついに「了」の字を打った豆子。処女作を印刷し、投函したその顔は達成感に満ちていた。
◆手帳のなぞ
持ち主は、こっそり小説を書いていた夫。
出勤する際に手帳を落としたのを近所の人が見かけ、郵便受けに入れていた。
◆やまださんが、豆子に手帳を送ったと勘違いした理由
やまださんは、もともとサービス精神が旺盛で悪戯好き。
短文投稿サイトでも、ヌーブラに張り付いたヤモリの画像を貼り付け、話題になっていた。
また、同じ地域に住むやまださんなら、自分の自宅も探せるだろうと豆子は考えていた。
互いのつぶやきにも、そう誤解させる会話があり、それが勘違いの裏づけにもなっている。
◆手帳のプロット
ファンタジー恋愛もの。ファンタジーはやまださんのジャンルだが、恋愛要素はいつも皆無なので、そのため他人に書かせたいのかと、またまた勝手に思い込む
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●小道具:豆子がやる気を出すための装置
執筆中には、動物のペンダントを装着。
好意を寄せた男性社員が転勤するたびに、思い出を形にするために買っていた。
犬、イルカ、象とさまざまな種類があり、動物は男性社員のイメージとも結びついている。
ペンダントでなくてもよいが、豆子のキャラクターを象徴する小道具で。
小説を書き上げた後、豆子はペンダントが力を貸してくれたと思い込み、一人酔いしれる。
最後は、宝箱に封印(豆子成長の瞬間)。
●家庭人としての豆子
両方の親とは別居。
子供なし。
得意料理は、だし茶漬け。
夫は中学の同級生で、同窓会をきっかけに付き合いだす。
スポーツマン体質で、細かいことは気にしない。
エキセントリックな豆子に対しても、大らかな性格であると前向きにとらえている。
●豆子の名前の由来
節分生まれのために名づけられたが、見た目も小柄。
周囲からは、ちょこまか動くことから、別の意味で「マメ子」と呼ばれる。
社交的であると同時に、トラブルメーカーでもある。
けれども、それがキャラとして認められている得な性格。
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●今回のテーマ&課題
・豆子とやまださんの会話をユニークなものに
・実は赤ん坊がいて、赤ん坊を狂言回しにしてみるのもいいかもー
・物語としては、豆子の成長譚であーる
・登場人物にモデルはいにゃい。断じていにゃい
・煮詰まったら、散歩しろー
・手帳の件に対しては、豆子と山田さんの会話がかみ合っていないのだけれど、それでも豆子は勘違いしたまま納得している感じー
・上滑りしてもいいというくらいの加減で、豆子を書く
●基本事項の確認
・序盤で「何かが起きている」という書き出し(つまり、執筆しているところからスタートするか?)
・中盤は、豆子の心理と手帳の謎にスポットを当てる
・後半は、作家という物好きな人への生態に触れ、フツーの人だった豆子と対比(作家は変人でいいんじゃーん、ちゅー豆子の安心感が生まれる)