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突撃! 隣のプロットコンテスト
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大叔父よ、その髪をどうか私にください(仮)
orksrzy
 投稿時刻 : 2013.12.01 23:30 最終更新 : 2013.12.01 23:38
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更新履歴
- 2013.12.01 23:38:18
- 2013.12.01 23:37:33
- 2013.12.01 23:37:02
- 2013.12.01 23:32:48
- 2013.12.01 23:30:03
大叔父よ、その髪をどうか私にください(仮)
orksrzy


【テーマ】
 大叔父

【話の流れ】
 永遠に生きる魔人として主人公の大叔父はその国に君臨していた。
 齢二十歳に満たない主人公にはどうしても欲しいものがあた。毛髪である。主人公は若ハゲであた。
 魔人の体からなにかを奪い、自らの体にそのなにかを埋め込むと、それは己のものになるという……。そういう伝説がその国ではまことしやかに語られていた。
 大叔父はその為に多くの欲に目のくらんだ者たちから狙われていた。そこで君臨者として大叔父は二大魔族に身を守らせていた。二大魔族とは、大叔父がかつて世界を旅していた頃に仲間にした魔物たちがおり、その中でも特に強力で聡明な二者である。
 主人公はもちろん、二大魔族を知ている。子供のころから大叔父にも二大魔族にも可愛がてもらてきた。しかし、主人公は失た毛髪たちへの忘れがたき望郷の念により、心まで失くしてしまい、魔人の伝説に賭けることにする。
 大叔父は城に住んでいる。主人公は深夜、街の家を抜け出ると、城へ向かい、門番を倒す。若干の躊躇があたが、心の中で毛髪が誘惑してくる。あなたの頭に生えたいの……と。
 城内に忍び込むと、門番の格好をして見つからないように王座を目指す。途中、門番はちんと仕事しろよ、と兵士に声をかけられイラとする。毛髪のためゆえ御免、と鳩尾辺りを殴り、兵士を気絶させる。
 王座には大叔父がいた。焦燥した顔をしている。ペロ君、君もわしを狙うか……。大叔父は疲れた声を出す。ちなみにペロ君とは主人公の事である。
 毛髪が私を呼んでいるのだ。覚悟してください。主人公は叫び、大叔父へ剣を向けて、走り出す。
 しかし、そこへ二大魔族の一人、鳥魔人ウコケーンが現れる。剣の使い手として右に出る者はいない。大型の鳥の姿の魔物で二枚の翼で巧みに剣を操る。剣を振るうたびに風が巻き起こる。
 そのウコケーンが必死に主人公を説得するも無駄。闘う主人公とウコケーン。やがて倒れるウコケーンが最後の力で暴風を巻き起こす。城は半壊し、主人公は城の端のほうまで飛ばされる。
 傷だらけの主人公は、しかし、立ち上がる。髪が、欲しいのだ。
 王座のあた場所へ向けて、走り出す。そこへ現れる二大魔族の一人、ブルドグル。強力な怪力が武器の大型のブルドク型の魔物だ。主人公を特に可愛がていたブルドグルもやはり主人公に声をかける。しかし、もはや髪の声しか聞こえなくなた主人公には聞こえない。ブルドグルと戦闘になる。怪力ブルドグルの攻撃は凄まじく、潰される石塊の破片をよけるのに精いぱいだたが、ここで主人公は苦手な魔法を使う。魔法は二度ほど失敗するが、三度目で成功。ブルドグルを倒す。
 玉座には大叔父、――魔人がいた。
 その頭に生えた髪を頂こう。主人公は血走た眼で大叔父を睨み付ける。
 大叔父は覚悟を決めたかのように歯を食いしばり険しい顔をした。そして、右手から魔法が放たれる。主人公も魔法で跳ね返す。
 魔法と魔法の戦いだ。しかし、主人公の魔法ではやはり限度がある。魔法の威力とスピードで、次第に圧されてくるのだ。
 主人公は剣を握た。その時、思いつく。魔法を放ち、剣でその魔法を叩きつける。そうすれば、魔法はスピードを増し、威力も強まるのではないか。
 やたことのない戦法。しかし、これしか勝ち目がない……。主人公は魔法をいくつか放つと、それをガンガンと叩きつけていく。魔法は凄まじいスピードで大叔父を襲う。
 倒れる大叔父。肩で息をする主人公。
 しばし放心状態の主人公だたが、目的を思い出した。大叔父に近寄り、その頭に生える髪をがしと掴む。
 すると、髪が取れた。おお、まさしく伝説の通り……。と、思いきや、髪がそのままの形を保ちながら、大叔父の頭から離れた。主人公の手には掴んだ大叔父の髪型が奇妙にも形を保ているのだ。これは……カツラ!
 衝撃の事実に打ちひしがれる主人公に、大叔父がぷるぷる震えながら顔を持ち上げて言う。
 年を取れば必ずなにかを失うのだ……。人とはそういうものだ……。ペロ君にも、それが分かる日が来る。受け入れられる日が来る。だから、どうか、前を向いて生きてくれ……
 冷静になた主人公は今更ながら自分の仕出かしたことに震え、失たものの大きさに愕然とし、涙をこぼした。
 夜が明ける。朝の陽光が主人公の頭を、そと照らした。

 
【ジンル】
  異世界フンタジーコメデ

 【世界観】
  剣と魔法がつかえる中性フンタジーの世界。

 【登場人物】
 主人公
 独善的。目的のために恩人を裏切る。それほどまでに髪が欲しい。一途とも言える。
 二十歳前。ハゲる前はイケメン。そこそこモテた。今はモテない。
 剣技に秀でている。魔法は苦手だが、ブルドグルとの戦いで克服する。
 大叔父や二大魔族と夕食を共にすることも多い仲。
 家は一人暮らしのため、城下町に住んでいる。
 名前はペロ。

 大叔父
 背が高く、筋肉質。魔人と呼ばれている。心優しい。ダンデである。
 魔人の体からなにかを奪い、自らの体にそのなにかを埋め込むと、それは己のものになるという伝説を否定も肯定もしない。
 常に欲に目のくらんだ者から狙われている。
 主人公ペロ君想い。
 昔、世界を旅しており、二大魔族ともその時に出会ている。剣技と魔法が凄まじく強い。

 二大魔族
  ウコケー
  鳥型の大型の魔物。二刀流。剣を振るうたびに風が巻き起こる。 
  主人公に冷静さを訴える。
  身が軽く、跳躍時間が長いが、城内では狭すぎるために安全を考慮し、その力を100パーセント発揮できない。

  ブルドグル
  ブルドク型の大型の魔物。破壊力抜群のパワータイプ。
  主人公が大好き。
  重そうな巨体を素早く動かし、巨腕を振りおろし、地面である石塊を叩き潰す攻撃は辺りに石の破片が飛び散るために非常に危険。
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