てきすとぽい
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200文字小説コンテスト
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ゆうやけ
(
anon
)
投稿時刻 : 2014.03.22 19:13
字数 : 200
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ゆうやけ
anon
あなたを僕はさがしに来た
このうち捨てられた旧い国に
あなたの目にうつる風景は豊かに実
っ
た大地だろうか
だが僕の眼前には赤茶け痩せた土地が広がるばかりだ
この地が吸い込んだ汗も夢も僕は知らぬ
流れた血のおびただしさも絶望の涙も
ただひとつ
赫灼と燃える夕陽を僕は確かにはじめて見るのに
なぜか懐かしく震える思いがするのだ
はるかに遠いあなたを今だけは切々と感じる
黄昏の風が吹きはじめた
夕陽の赤が僕とあなたを等しく照らす
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