200文字小説コンテスト
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一秒でも長く君といたい
投稿時刻 : 2014.03.30 01:22
字数 : 200
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一秒でも長く君といたい
三和すい


 今朝の通学電車はいつもと違た。
 混んでいるのは同じだけど、隣には憧れの先輩がいる。
 先輩は私のことは知らないはずだし、恥ずかしくて声なんてかけられない。
 無言のまま、ただ隣にいるだけ。
 それでも私にとては最高に幸せな時間。
 でも、もうすぐ駅に着いてしまう。
(もう少しこのままでいたいな

 やがて電車はゆくりと速度を落として止まる。

「前の電車が車両故障のため当車両は……

 願いは叶たが、学校には遅刻した。
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