てきすとぽいトップページへ
200文字小説コンテスト
 1  260  261 «〔 作品262 〕» 263  283 
ラストソング
 投稿時刻 : 2014.03.31 23:59
 字数 : 200
5
投票しない
ラストソング
茶林小一


 あなたは書物と思しき壁に四方を囲まれている。
 それらはすべてうたなのだという。それらは歌であり、唄であり、詩であるのだという。
 中央に据えられた螺旋階段を上る。あなたは目に留また書物を手に取てみていい。開いてみてもいい。
 それらはどれも、ここではないどこかから集められてきたものだ。
 あなたはそこに新たな一つを加えてみてもいい。高らかにうたい上げてもいい。
 それらはいつでもあなたに向けて開かれているのだ。
← 前の作品へ
次の作品へ →
5 投票しない