200文字小説コンテスト
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なかなか出ない君へ
投稿時刻 : 2014.03.16 06:35
字数 : 200
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なかなか出ない君へ
三和すい


 君を見かけた時、俺に衝撃が走た。
 運命だ。この出会いは間違いなく運命だ!
 けれど君は高嶺の花。いくら手を伸ばしても見えない壁が俺を阻む。
 それでも君に触れたい。
 君を手に入れるためなら俺は何だてする!
 銀色のそれを握りしめ、俺は彼女に近づいた。


「そんだけやて出ねんだから、あきらめろよ」
 背後で友達が言う。
 俺の足元には空のカプセルが散乱している。
 だが俺は彼女が入たガチガチの前から離れられなかた。
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