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終わりの決定
投稿時刻 : 2014.04.29 23:45
字数 : 1937
5
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コメント
2014.05.05 21:45

※ このコメントには、作品の展開や結末に関する内容が含まれています。
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・ライオンって群れないまま単独で、地形などの有利不利も無視して、そうそう積極的に、純粋に「狩りたいから」で狩ろうとするものなのかな……など違和感がつきまとったのは確かです(ましてや獲物に「逃げて欲しい」という感覚を抱くでしょうか? 「本能」の中身は少し疑問でした。全般的に感情・心情を表す言葉が目について人間臭すぎる気がするのも確かにありますが)。狩るよりまずは逃げるのでは……が初見の感想でしょうか。
・「だけどそれはやはり噂通りの屍肉であったのだろう。」と、「ずっと遠くで、その声を出したのは、いつもわたしに餌をくれていた人だった。」のつながりで混乱しました。この段階ではもう飼料は「屍肉」として価値が低い扱いなのに、「くれていた」だと感謝が混入しているようにも読めますが、「感謝はする」が「物足りない」、「それはあなたには分かっているはずだ」……ということでしょうか? このライオンと飼育員のつなかり(に対する自覚)がどこまでなのか曖昧なままだと、意思疎通できていない・理解し合えていないのがどこまでなのかも曖昧で、ちょっと消化不良でした。

・飼育員が「やめなさい!」と言うや襲いかかる、無慈悲さと切なさの混淆・交錯具合はすごく好き。
・人間とだけでなく動物どうしも安易にコミュニケーションしないですし、孤独感・孤高感がいいと思います。できれば、ライオンどうしでも意思疎通できない場面などがあっての最期、「言葉の意味は、わからない。」だと寂寥感が増す気もします。

・もし無差別通り魔殺人などの風刺がこめられているのであれば、最後に擬人化(犯人の主観視点)が解けて、「いま、容疑者が銃殺された模様です」などの一文でも綺麗かも。


(拙作にコメントいただきありがとうございました)
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