エントリー作品◆暁文学となりのトトロと私(262字)投稿時刻 : 2018.04.23 16:15 同一の思想で作られたふたつの個体がいま、目覚めようとしている。
「痛みの伴わない目覚めに何の意味があろうか」と紳士は言う。 ...
◆ファッションの秋!パリコレ小説大賞今そこにある危機(的な日常)(2681字)投稿時刻 : 2017.12.22 20:54最終更新 : 2017.12.23 00:14 そもそも幼いころからゲームとか、アニメとか、あるいはインターネット掲示板の類とか、そんなふうな場所を肩までどっぷりと浸かるくらい生活の中心に据えていた...
◆名作の書き出しは必ず名文穢れなき喪失(7063字)投稿時刻 : 2017.08.20 17:08(1)檸檬 / 梶井基次郎
えたいの知れない不吉な塊が私の心を始終おさえつけていた。それは私を喰らい...
◆「覆面作家」小説バトルロイヤル!清らかな隔壁(6770字)投稿時刻 : 2017.07.08 19:53 お題:不倫/懊悩
重たい雲が空を覆っている。雨が降りそうな気配はまだないけれど、一度降り出...
◆初! 作者名非公開イベント2016秋アメノヒ(1458字)投稿時刻 : 2016.08.10 10:37最終更新 : 2016.08.21 19:12 カーテンを閉め切って、私はベッドの中で丸くなっている。積み重ねてきた思い出と数々の失敗がフラッシュバックして、私は憂鬱になる。あれから彼は連絡をしてこ...
◆来たれ てきすとぽい作家! 800字小説バトル曇天(800字)投稿時刻 : 2014.10.15 00:11 御殿場駅の駅前広場で地元の女子高校生ふたりがベンチに座って話をしている。僕は沼津からの帰りで、夕刻に発車するロマンスカーを待っている。切符を買うついで...
◆第2回 クオリティスターター検定ジョーカー(4140字)投稿時刻 : 2014.10.19 00:12 彼が死んで悲しむような者がいるのだろうか。
彼はろくでもない人間だった。酒も飲んだし博打も打った。女についていえば半...
◆第10回 てきすとぽい杯〈平日開催〉滅亡の日(1385字)投稿時刻 : 2013.10.18 23:28最終更新 : 2013.10.18 23:39 その臭いが死体から出ているものだと知ったとき、僕は戦慄を覚えた。
僕は、地球最後の人間になってしまった。 ...
◆第8回 てきすとぽい杯〈夏の24時間耐久〉泣かなかった日(1000字)投稿時刻 : 2013.08.18 00:23最終更新 : 2013.08.18 04:25 ぼくはおかあさんに買ってもらった金魚ばちを見ている。中には金魚が三びきいる。きょねんの夏まつりでぼくがはじめてすくった金魚だ。 ...