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第42回 てきすとぽい杯〈紅白小説合戦・紅〉
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体操戦士
 投稿時刻 : 2017.12.10 00:00
 字数 : 294
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体操戦士
永坂暖日


 妖しい怪人が繰り出すキクを三回転半して避け、地面を前方二回転して華麗に立ち上がる。
「おのれ、体操戦士め! よけおたな!」
 地団太を踏んで悔しがる怪人に、タンクトプ姿の体操戦士は指を突きつけた。
「今日がおまえの年貢の収め時! だがいくら年貢を納めても、おまえの犯した罪は消えないぞ!」
 覚悟しろ、と叫んで体操戦士はバク転をしながら妖しい怪人に近づき、広報二回転半ひねりの後に体を45度の方向にねじりながらキクした。
「払う年貢など、もとよりないわー!」
 断末魔の叫びと共に、妖しい怪人は爆発四散した。
 こうして、地域の平和は今日も守られたのである。
 ありがとう、体操戦士! 今日も十点満点の活躍だ!
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