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第2回200文字小説コンテスト
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輝きを纏う竜
 投稿時刻 : 2018.04.22 22:26
 字数 : 200
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輝きを纏う竜
飛瀬貴遥


 その泉に棲んでいる竜は輝くものが大好きだ。
 あちらに美しい宝石があると聞けば飛んでいき、こちらに煌めく黄金が埋まていると聞けば海の底にだて潜ていく。小さなガラス玉でも、竜からすれば太陽の光を反射してキラキラと輝く宝物だ。
 今日も集めたたくさんの輝くものを水底へと隠して、明日もたくさん集めなければと、宝物のそばで竜は眠りにつく。
 水面に映りこむ星たちの輝きを身に纏い、夜空に輝く星を掴む夢をみながら。
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