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第52回 てきすとぽい杯〈夏の24時間耐久〉
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考える人が考えるだけ
 投稿時刻 : 2019.08.18 14:47
 字数 : 1000
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考える人が考えるだけ
小伏史央


 は??? このカプめ尊いやんけ……
 わかりあている感がすごい。わかりあているのにそれをいちいち確認しないから周囲には気づかれない。周囲には仲が良いとは思われていないし、本人たちもそれをどうとも思ていない。二人の世界は二人で完結しているから……。でも共依存に陥ることもなく健全につきあえていけて、それでも結果的に二人だけの空間が作られている感じの……あの……あの……
 まあ原作では一切関わりない組み合わせなんだけど。それはつまりそれだけ二人の空間が二人だけの空間として完結していることを物語ているのであて、二人の世界に読者なんてものもいらないわけです。二人の世界は誰にも覗かれなくていい。ん? つまり私は私の妄想の敵……
 たとえ原作で一切話し合たことがない組み合わせだたとしても、この二人は確実に付き合ているし、あるいは付き合わなくてもいいくらいの良き関係にあるし、あるいは結婚しているのかもしれない。というか同じ原作に登場している時点で実質同棲じんそれ。
 でも実際にどういう関係性なのかは誰にもわからないわけですよ。二人にしかわからない。シレデンガーのカプリング。でもそれでいい。私だて普段こうして座て考え込んでいるポージングをしているわけだけども、私が何を考えているかなんて、きと誰にだてわからない。わからなくていい。わからないほうがいい。そういう無限大の可能性を秘めていることこそが妄想の原点であて、は? というかこの公式集合絵、この二人だけ同じポーズしてるじ……。みんないろんなポーズしているけど、この二人は二人とも腕を組んで佇んでいる。そり被りやすそうなポーズではあるけれども、それてつまり被りやすいポーズならわざと被せていたて気づかれないからだよね。こそりミラーリングしているとか相思相愛すぎてすごいな。阿吽の呼吸過ぎる。というかこれもう公式公認じん。公式カプじん。
 でも慌てるな! たとえ公式カプなのが事実であたとしても私は公式カプ面をしない……。それを理由に騒ぎ立てたら公式が動きにくくなてしまう。慎ましくひそりと忍ばせているカプリングを、大声で喧伝したてなんのメリトもないのだ。そう、この二人は二人だけのまま、けれど周囲の人間にも恵まれたまま、幸せな人生を送てほしい…………。でもそのためにはこの状況を維持するアア文字数
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