← 前の作品へ
次の作品へ →
作品一覧
ジャンクフード
投稿時刻 : 2019.12.14 23:56
字数 : 2403
5
投票しない


作品を表示
コメント
2019.12.15 21:41

※ このコメントには、作品の展開や結末に関する内容が含まれています。
[ コメント本文を表示する ]
情報に過不足がなく、テンポが良くて個人的に読みやすかったです。
そのため、いきなり不思議な世界に放り込まれても不快さは感じず、複雑なかけ合いでも物語に没頭できました。

「僕その2」を殴っているのに、言葉によって「僕」の心が傷ついていく場面がとても良かったです。
※ このコメントには、作品の展開や結末に関する内容が含まれています。
[ コメント本文を表示する ]
もやもやした思いを抱えて自問自答するって時はあります。自分その2が現れて痛いところを突いてくる、それに激しい暴力で痛めつけ返す。究極の自虐の後の、突き抜けた自己肯定感がすっきりしていて心地よく読み終えました。まぁ それでもいいか、と生きている 私自身も 悪くはないよな、と。
世知辛い味のお話ですねえ。僕も自分の人生を調理するの下手だから……
※ このコメントには、作品の展開や結末に関する内容が含まれています。
[ コメント本文を表示する ]
突然始まるスプラッタに笑いました。
僕を食べたところで、過去には戻れないのが、また。
それはそうと。

なか卯はカツ丼でしょ!!!!
2019.12.21 17:21

※ このコメントには、作品の展開や結末に関する内容が含まれています。
[ コメント本文を表示する ]
「僕」が帰宅しても「僕その2」が驚かなかったところを見るに、「僕その2」は僕その1がいることを前もって知っていたようですが、どのようにして僕その2が現れたのか、なぜ現れたのか、1時間も問い詰めたのならそのあたりも質問しそうなものなのにな、と少し疑問に思いました。都合よく展開が省かれている印象になったので。
ただ後半の描写がすごく好みで、「反射的に拳を振り抜いていた。頬の内側が犬歯で裂ける。」なんて、大好きです。僕その1と僕その2が別々に存在しているように思えるけれども、実際に殴ってみたら僕その1の視点からでも僕その2の口内の様子がわかる。「真っ直ぐ僕を見つめたまま」も若干そうですね。そこからの料理工程に寄せた殺害の描写も、畳みかける文章が僕その2の饒舌さを思わせて、自分で自分を殺している感じが強く感じられました。鼓動のリズムさえ徹底して同じにしているのもいいですね。
あと結果的に、冒頭で目的にしたとおり「カップ麺を(食べた僕を)素材にした料理」ができているのが面白かったです。
返信/追記コメントは、こちらから投稿できます
このイベントは、コメント投稿にアカウントが必要です。