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此岸の蜉蝣
投稿時刻 : 2020.05.02 14:00 最終更新 : 2020.05.03 08:07
字数 : 5455
5
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コメント
2020.05.18 06:06

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女の子と男の子とのやり取りの機微が過不足なく描かれていますね。男の子の疑問に「私が嫌だっただけ」って答えるのも、ベタではありますが効果的だと思いました。アニメの1作品としてこういうものがあってもおかしくないと感じました。
2020.05.24 22:15

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 あの世とこの世についての思いや考え方について丁寧に書かれていて、よかったです。現代人は宗教観が薄く死後の世界を信じないながら、それでも無に帰すのを恐れて「死はなんなのか」を決めきれずに保留している、死は恐怖でしかない……というお話を思い出しました。あの世はあったのでしょうかね。
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色や温度、音の描写で情景がしっかり脳内に浮かびます。イメージを言葉にする技量は過去作同様に凄いです。
「ロマンチック、とかさ、そういう風に思うんじゃないの 普通の女子ってさ」と語っていた吉岡くんが、漠然と死後の世界を信じているようなラストに、彼の優しさを感じてあたたかい気持ちになりました。
死を目の当たりにしない限り、他者の死は最後の記憶のまま生き続けてしまいますものね。宗教的な死後の世界ではなく、吉岡くんの死への認識で長田さんを描いていたので、物語を解釈する余地もなく伝わりました。とても良かったです。
感想と投票有難うございます。「あの世」そのものは書けていませんでしたが書きたいものが書けた気はします。参加の3作全然違ったテイストで今回の文戯杯も面白かったです。
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