美しさに魅せられて手を出してしまう、欲してしまうというほどの美しさの「あなた」が
どのような容姿とオーラなのか、想像を誘いました。
でも「あなた」が人を狂わせているという面もあるのか、と怖くも感じます。
そして、諸所のケガの表現が痛かったです。

浅黄さん、感想どうもありがとうございます。「あなた」の想像が命です。ぜひ、カリスマ性がありオーラを放つ人物を思い描いてみてください。あああ、ケガの表現、申し訳ありませんでした。書いた際、何か「R-15」のような表記をすべきでした。最後まで読んで下さってどうもありがとうございました。

とても完成度が高く美しい物語でした。すべての設定が無駄なく物語と絡み合っていて技術の高さを感じます。
初読では冒頭での台所の描写が足りなくて情景をイメージし難いと思いましたが、最後まで読めば、私はあなたしか見ていないのだから描写の必要がないと納得できました。意識して書いたなら計算され尽くした文章ですし、無意識であるなら取捨選択のセンスが素晴らしいと思います。
片目を義眼にしたのは効果的ですね。見つめ合っても見えていない状態だとあなたは手の届かない存在だと私に意識させますし、見えているなら手が届くかもと私に期待させます。そういった葛藤もしっかり描かれていて、私の感情とラストの意思表示に説得力を持たせていたと思います。実に見事です。

編集長様、感想をいただき、どうもありがとうございます。
皆さんの小説が凄かったので恐れおののいておりました。そんな心情の所、もったいないほどの言葉をいただき、嬉しさと同時に身が引き締まる思いです。文章について意識的か無意識か、と言うとどちらもあるように思います。ここまですとん、と腑に落ちる感想をいただけると、勇気が出ます！これからもがんばって書いていけたらと思います。