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吾輩は猫ではない
茶屋
投稿時刻 : 2013.12.02 00:24 最終更新 : 2013.12.02 00:25
字数 : 3128
5
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コメント
2013.12.03 00:04

※ このコメントには、作品の展開や結末に関する内容が含まれています。
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面白いけど、面白いけど、これほっこりじゃねぇぇええええw
2013.12.03 15:37

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タイトル通り「吾輩は猫である」を意識した作品でした。漱石の「猫」は人間世界への徹底した違和感がバネとなって批評へと繋がりますが、この「七面鳥」は食材にされることを恐れて逃げ出します。ペットと食用との境界線は「名前の有無」によるそうです。その点からすればこの名前のない七面鳥は食膳に供されても飼い主の良心は痛まないことになってしまいます。漱石の猫も名前はありませんので書生に捕食されるのを恐れていました。もっとも猫肉は臭いが強く脂肪が少ないので難を逃れる可能性も大ですが。
終盤に来て猫に襲われかけた七面鳥は空へ飛び立ちます。ビジュアル的には鈍重そうですが七面鳥は短距離ならば飛行可能だそうです。作中では大空高く舞い上がり、サンタクロースとのニアミスを経て元の家へと戻ります。本来なら、捕食疑惑の芽生えた相手と共棲は不可能でしょうが「覚えていない」「鳥頭である」の一言で日常へと復します。「じゃあ何だったんだよ!」のツッコミと笑いの弾けるラストでした。
子どもの楽しめるお話を書け、と言われた場合、通常は二つの方法があります。ひとつはメルヘンやファンタジーを含む児童文学に寄り添ったかたちで書くこと。もうひとつはパロディです。既知の物語の枠組みを使って理解を助ければ子どもたちにも楽しめるお話が作れます。この作品は後者をベースに前者を融合させていました。子ども相手だからだと猫撫で声ですり寄る「大人のいやらしさ」に与することなく「作品」を作って行きたいですね。
※ このコメントには、作品の展開や結末に関する内容が含まれています。
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ブラックジョークw 面白かったです。猫との会話が小気味良くて印象的でした。最初と最後で呼応する「なるほど鳥頭である」にニヤリとしてしまいます。この後食べられるんですかねー?お嬢さんはペットと思ってて抵抗したりしないのかな?ほんとはちゃんと名前をつけてもらってたりして。
お米の国には、野生の七面鳥が街中にもいるらしいのだがー。

ナニ食っているんだべ。

七面鳥の逃亡と帰還を描いた冒険譚。

気軽に読めて、いい感じー。

タイトルが実質1行目だったり、最後の一行がアレだったりー。

ところどころで小技がひねりがきいていて、理屈抜きで楽しめたー。
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