突撃! 隣のプロットコンテスト
〔 作品1 〕» 2  13 
豆子さんは、ゆっかいだな~(仮)
投稿時刻 : 2013.11.17 22:53 最終更新 : 2013.11.17 22:55
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更新履歴
- 2013/11/17 22:55:22
- 2013/11/17 22:53:01
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●登場人物 
 主人公;ひよ山豆子
 結婚5年目の主婦。
 基本マイペースだが、一度興味を持たものには異常な執念を燃やす。
過去に勤務した職場では豆子からのアプローチに恐れをなし、異動を申し出る男性社員もいたほど。
 が、豆子自身はそのことに気付いておらず、好意を持た男性が次々と転勤したことで、むしろ自分を悲劇のヒロインとして刷り込んでいる。
 趣味は読書。ブクオフに行けば、半日は余裕。しかし、長年、将棋の歩兵を「ほへい」と思い込んでいた。
 
 主要人物1:やまださん
 短文投稿サイトで、豆子がフローしているユーザー
 互いに面識はないが、豆子と同じ地域に住んでいる。
 電子書籍を出版している作家。
 ネト上の豆子のキラを気に入ていて、以前、「豆子さんも小説書いてみない」と、すすめたことがある。

<あらすじ>
 ある朝、豆子は郵便受けに一冊の手帳が入ていることに気がついた。
 開いてみると、中には小説のプロトらしきものが書かれている。
 不審に思いながらもそのままにしておくと、短文投稿サイトで仲のいいやまださんが「今、自分のプロトを他人に書いてもらうことを考えている」と、つぶやいていた。

 豆子は、やまださんがこそりプロトを送てくれたのだと思い込み、その期待にこたえようと意気込む。
 ところが、小説を書くのは生まれてはじめて。自分と同年代で家庭もあるやまださんが、何故こんな苦しい作業を好んで続けているのか、次第に悩むようになる。
 尊敬と理解不能。そんな思いが芽生えはじめ、やまださんのつぶやきにも、これまでになかた感情が感じられるようになる。
 書いては消し、書いては消し。家事の合間に、豆子は小説を書き続けていたが、ついに挫折する。
 それから、しばらく。手帳がやまださんのものではないことが判明。勘違いだと分かた途端、豆子は放棄した小説の道筋が突然見えるようになる。
 やまださんの期待とは無関係に、自分が思うように書けばよかたのか。そのことに気付いた豆子は、執筆という繊細な作業に魅力を見出す。
 ついに「了」の字を打た豆子。処女作を印刷し、投函したその顔は達成感に満ちていた。

◆手帳のなぞ
 持ち主は、こそり小説を書いていた夫。
 出勤する際に手帳を落としたのを近所の人が見かけ、郵便受けに入れていた。

◆やまださんが、豆子に手帳を送たと勘違いした理由
 やまださんは、もともとサービス精神が旺盛で悪戯好き。
 短文投稿サイトでも、ヌーブラに張り付いたヤモリの画像を貼り付け、話題になていた。
 また、同じ地域に住むやまださんなら、自分の自宅も探せるだろうと豆子は考えていた。
 互いのつぶやきにも、そう誤解させる会話があり、それが勘違いの裏づけにもなている。

◆手帳のプロ
 フンタジー恋愛もの。フンタジーはやまださんのジンルだが、恋愛要素はいつも皆無なので、そのため他人に書かせたいのかと、またまた勝手に思い込む
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