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200文字小説コンテスト
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誰も寝てはならぬ
 投稿時刻 : 2014.03.30 13:34
 字数 : 200
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誰も寝てはならぬ
志田玉路


 今宵、暗闇で開かれる裁判に、引立てられる被告は貴方。法廷という名の王国は、判事である私が女王。そして貴方は奴隷。
 私にすれば、検事も弁護士も陪審員も、雁首並べた権門の犬。一度、私が槌打てば反論することも諦めて、沈黙の海に沈むしかない。
 精々覚悟する事ね。必ず極刑にしてみせる。体に緋色の文字を刻みつけ、仄暗い絞首台の奈落へと、きと落としてあげるから。
 私の心を奪た罪は重い。さあ、判決を言い渡すわよ。
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