200文字小説コンテスト
 1  253  254 «〔 作品255 〕» 256  283 
雨の日は動けないから
投稿時刻 : 2014.03.31 03:30
字数 : 200
5
投票しない
雨の日は動けないから
工藤伸一@ワサラー団


部屋に籠りきりで小説を書き続けている。「これぞ晴耕雨読て奴だな」と思たら「雨の時こそ畑の様子が気になるもんだ。農業なめてんじねーぞ」て脳内農家に叱られた。続けざま「雨の日は書くのではなく読むのだよ」脳内小説家にたしなめられて。「晴れは仕事、雨は読書。いつ小説を書けばいいのですか?」「貴様の頭は救いようのないほど曇とるな」なるほど曇りか。でも此処には窓がないため書くのを止めて途方に暮れる。
← 前の作品へ
次の作品へ →
5 投票しない