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200文字小説コンテスト
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鬼嫁
 投稿時刻 : 2014.03.18 22:47
 字数 : 200
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鬼嫁
茶林小一


 肉塊と化した犬、猿、雉の血を啜り、桃太郎の頭部を踏みつけながら、アタシは聞いた。
「で、何だて?」
 アタシたちを征伐するとかほざいていたはずだが、叩きのめされた彼は今、すいませんごめんなさい我々が悪うございましたと繰り返すばかり。
 もちろん許すわけはない。
「掃除(本土征服)は」
「やります」
「ゴミ捨て(戦後処理)は」
「やります」
「子作り(占領政策)は」
「やります」
「よし」
 アタシは牙を剥きだして、笑た。
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