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200文字小説コンテスト
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柱時計
 投稿時刻 : 2014.03.19 05:23
 字数 : 200
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柱時計
三和すい


 知り合いの別荘に出るらしい。
 そんな話を聞いて、暇な友人たちと肝試しに行くことにした。
 途中で道に迷い、別荘に着いたのは夜中。ブレーカーの場所がわからず、懐中電灯の光だけで一夜を過ごすことに。
 カチコチと時計の音が響く中、居間に集まり怪談話に花を咲かせる。不意に聞こえてくるボーンという音に驚かされたが、何も起こらないまま夜が明ける。

 静かな朝を迎え、俺たちはふと気付く。
 この別荘に、時計が一つもないことに。
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