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天気雨 ◆m03zzdT6fs
投稿時刻 : 2014.04.30 23:13
字数 : 6518
5
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コメント
2014.05.05 20:21

流れがちょっとそのまま通りな感じがしました。宰相は悪い風だけど実はそうでもなく、いい人風な副官が裏切ったとかな意表を突く感じが欲しかったかもしれません。絶望を描くための希望みたいなものなどがあると悲劇がおもしろくなるのかなと個人的には思います。
2014.05.05 21:49

※ このコメントには、作品の展開や結末に関する内容が含まれています。
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・好きなジャンルで文章力に磨きをかけるべく、とても誠実に習作に取り組まれているご様子で、すごく好印象です。ただ、完成度という意味でNo.4にはまだ及ばない、若々しいという感じでしょうか。ご自身で感じておられる歴史物ないし戦記物の魅力を、まだ読者には十分伝えきれていない段階と申しますか……。
・射かけられる矢が天気雨に擬せられる、雨のもの悲しさも間接的にまとわせた隠喩の感覚はすごく好き。ただ、もの悲しさを強める意味では、天気雨と客観視できずの幻でいいので、雨と受け取るパターンもあったかも?

・将軍に実践経験がない割にはハプニングがなさすぎるのには、ちょっと違和感があるでしょうか。いかにも「正しい戦略・戦術をなぞっています」という優等生的な印象が強すぎるといいますか。敵がシナリオやプログラムどおりに動くからこそ成立する、「ゲームのなかの戦い」を見ている感じです(もちろん、その後嵌められることになる卑劣な策略を読み切ないことへの伏線という意味もあるのだと思いますが)。

・宰相の策略は将軍が敗戦した場合の蛮族対策という意味もあったのでしょうか。だとすれば(王にどう伝えるかは別にして)「蛮族を追い払ったことには、感謝しよう、将軍」よりも、「どうせ我々が蹴散らしていたのだ。無駄なことをしたな、将軍」くらいのほうが非情さが際立つかも。


(拙作にコメントいただきありがとうございました)
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