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スーパーショートなラノベコンテスト #スシラノコン
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給食を食べようと思ったら、いつの間にか世界を救う羽目になっていた俺。
 投稿時刻 : 2014.07.24 03:37 最終更新 : 2014.07.24 16:06
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- 2014.07.24 16:06:44
- 2014.07.24 03:42:36
- 2014.07.24 03:37:00
給食を食べようと思ったら、いつの間にか世界を救う羽目になっていた俺。
木下季花


 僕が給食のカレーに手を付けようとしている時に、隣の席に座ている七波菜々美さんがいきなり僕の席までやてきて「あんたのカレー寄越しなさいよ」なんて言うとんでもないジイニズムを発揮してきた。だけれど僕としてはそんな菜々美さんの顔を見て、どうすることも出来ずに俯くか、いそ逃げてしまうくらいしか選択肢が残されていないような気がして、結局何も言い返さずに俯いた。と言うのは、クラス中の視線が何故か僕たちに集まていて、そりもちろん菜々美さんはクラスのアイドル的ポジシンで、薄桜色のぷるりとした唇に、ぱちりと開いた可愛らしい猫のような目、すらりと伸びた鼻に、オレンジ色に染められた綺麗にウブした髪、そしてつるりとした白い肌を持ていて、当たり前のように美人なのだから、そんな菜々美さんがなぜ僕なんかに話しかけたのか気になるところはあるだろう。僕だて菜々美さんの美しさに関しては認めるところはあるし、もと言うのならば見惚れてしまうことだてあるのだけれど、問題は彼女の性格で、とんでもなく横暴と言うか、全ての男子が自分の言うことを聞くと思い込んでいる節があて、もちろん彼女みたいな美人にお願いされたら大抵の男子なんかは言うことを聞いちうんだろうけれど、しかし僕としては、菜々美さんが美人だからと言うだけで、彼女のお願いを聞くのは何か癪に思てしまうわけなんだ。下心のある男子とかならホイホイいうことを聞くんだろうけれどね、僕にお願いをするなら、スカートの中に顔を突込ませるくらいはさせてほしいものだ、いや、もちろん僕だて男の子なわけだから、女子のスカートの中身は断然気になるわけだけれど、ましてや美人の菜々美さんのスカートの中なんて言たら、男子の夢と希望が詰またパラダイス銀河なわけだけれど、菜々美さんの柔らかそうな太ももに挟まれて頬をすりすりしてみたいとかも思てしまうけれど。でもそんなお願いが出来るはずもないじないか。と言うか、何で菜々美さんは僕なんかにいちいち突かかてくるのだろう、こんな冴えない僕なんかに、クラスのアイドルが。そう言えば、昨日は菜々美さんが日直の仕事で教材を運んでいる時に手伝てあげたけな。でもそんなことぐらいで女の子が人に惚れるものだろうか。なんて僕が思ていると、菜々美さんは僕のことをじろりと見ながら、「わ、私のサラダを半分あげるから、だからカレー寄越しなさいよ、そ、そうね! 交換するんだたら席をくつけて一緒に食べなきね、じ、じあ私、席を持てくるからあんたはここで待ていなさいよ」と一人で何事かを勝手に納得して、自分の席を持てきて、僕の机とくつけ始めた。そして菜々美さんは、友人である百乃萌々野さんを呼んで、勝手に僕の友達であるかのように席をくつけて食べ始める、おいおい、何で僕に近寄てくるんですかこの野郎、僕は一人で食事をしたいタイプだと言うのに。
「な、なにじろじろ見てるのよ」
「いや、顔にからあげくんが付いてた」
「付いてるわけないでし! 頭おかしいんじないの!」
「まあまあ、菜々美ち」
 僕がくだらない事を言て彼女を怒らせると、菜々美さんの隣に座ていた百乃さんが宥め始める。
「そう怒んないの。ほら、この鮭の死体が入たスープ美味しいよ」
「アンタは表現がいちいち怖いのよ!」
 すかさず菜々美さんは突込む。
 百乃さんは穏やかな子で、いつも横暴な菜々美さんを宥める役目なんだけれど、表現がユニークな所があて、時々よく分からない事を言たりするなんだか不思議な人だた。それでもクラスの男子には密かに人気で、何と言てもおぱいが大きいんですよ! それはもう小学五年生だと言うのにCカプぐらいあるんじないかという、こちらもまた男子の夢と希望が詰またような素敵なスタイルをされていて、僕なんかは興奮してしまう。
「な、なに萌々野に見惚れてるのよ!」
 僕が百乃さんをじと眺めていると、菜々美さんはそう言て、僕の両頬を掴んで自分の方に顔を向けさせようとしている……と、菜々美さんは勢い余たのか身を乗り出し過ぎて、僕の唇と彼女の唇が接触し――
「ぎあああああああ」
「うわああああああああ」
 僕らはキスをしてしまたのだた。僕は慌てて思わず逃れようと手をバタバタと動かすと――その手の先には何か柔らかい物があ……
「あらあら
 その柔らかい物をもにもにと握りながらその手の先に視線を向けると、そこには百乃さんの胸があた。
「もう……触りたいなら言てくれればいいのに! たくさんの餌を糧に溜めた脂肪の塊くらい好きに触らせてあげるよ!」
 僕が固まていると、クラスの男子からたくさんの野次が飛んでくる。
「てんめえええええ! な、菜々美さんと! 憧れの菜々美さんとキスしてんじねえ!」
「俺のななみんの唇が汚れちまたじねえかああ!」
「しかも百乃さんのおぱいをどさくさに紛れて触てんじねえよ!」
「お前いつの間にそんなラキースケベ界のエースストライカーになたんだよ!」
 いやいや、僕としてもいい加減にしてほしい。これは事故なのだ。そう、僕が責められる謂れなんてないのだ。しかも自分からこの事故を起こしたわけではないし。そりあ、菜々美さんの唇は柔らかいし、百乃さんの胸はダウニーにも負けない素敵な柔らかさに包まれていたけど、仕方ないじないか! 
「あ、あがが……
 僕がそんなことを考えていると、目の前の、僕とキスをしてしまた菜々美さんは固まて、ぶるぶると震えている。あ、なんかまずい気がする……
「も、もうおうち帰る!」
 唐突にそう叫びだしたかと思えば、菜々美さんは尻尾を踏まれた猫のように素早く逃げていた。
 クラスの冷たい視線が僕に注がれる。
 またく給食くらいまともに食べたいのに……どうして僕はこうなるんだろう!

 こうして僕の物語は始まりを告げた。
 放課後になり、菜々美さんの家に百乃さんと共に謝りにいた時、実は菜々美さんが世界を救うために生まれた魔法少女だと言うことが判明し、そして僕の体の中には悪と戦うための最強の武器が眠ていて、僕とキスをするたびにその封印が解けていくことを説明され、僕は菜々美さんと光の契約をすることになり、舌を入れながらキスをした後で、僕の封印を解くためにこれからたくさんキスをしなければいけないことになり、菜々美さんは嫌がりながらも照れたように僕とキスをしたりして、そうして僕と彼女は恋人のふりをしながら隙を見つけてキスをしなければいけない立場になて(一日一回キスをしないといけないのだ)、そんな生活を送る中で、実は百乃さんが世界征服を狙う悪の親玉だと言うことが分かり、僕らはそんな複雑な三角関係に置かれながら、学校生活を楽しみ、ドタバタと百乃さんが引き起こすとんでもない問題に巻き込まれながら、菜々美さんとキスをし、僕の目覚め行く力で戦ていくと言うのはまた別のお話。
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