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爆発は突然に
 投稿時刻 : 2014.10.22 23:43 最終更新 : 2014.10.22 23:45
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- 2014.10.22 23:45:07
- 2014.10.22 23:43:06
- 2014.10.22 23:43:02
爆発は突然に
たこ(酢漬け)


 少し昔の事である。駅前広場で大規模なデモが起こた。デモの内容の事はもう覚えていないけど、その異様な熱気と、力強い大声で叫ぶ学生風の男が目立ていたのは覚えている。
 確かそのデモを行ていた集団は当時としては急進的な思想を広め、一時的にはカルトのような人気を誇ていたものだたと思う。
 今となては風前の灯だが。
 その時に少し気になたことがあたのでここに記しておく。
 デモを行ていた集団のメンバーはほとんどが大学生で、若かた。中でもとりわけ若い二人がいて、その二人は年齢的に高校生にも見えた。
 二人というのは男女である。何故高校生だという推測が立たのかというと、女の子の方が高校の制服のような恰好をしていたからだ。
 おそらくあれはコスチムプレイという類の物ではないだろう。それは断言できそうだ。
 私はその光景を見て、目を疑た。
なんでこんなデモに参加しているんだろう。それが第一の感想だ。こんな政治的な、暑苦しく、息が詰まるようなことをしているくらいなら、もと青春を謳歌すればいいのに。
荒々しく叫ぶ男性の脇にたたずむ少女を見ながら、私はそんな風に考えていた。
だけど、時代が時代だたから。きとそんなことをしなければ若いエネルギーを発散することができなかたのだろう。
 とにかく、そんな時代だた。誰もが閉塞感を抱えていたし、不満など数えきれないほど噴出していた。
 次の瞬間、拡声器を持て話す男の足元にどこかからこぶし大の物体が投げ込まれた。そして、閃光が走り、遅れて炸裂音がした。
 突然の出来事であたりにいる人間は何が起こたか分からないようであた。衝撃はこちらまで伝わてきて、私の脇にはうずくまている人もいた。
 爆発と同時に発生した煙が収まてくると、拡声器を持ている男の姿が見えた。
 何とか体の原型は取り留めていたが、両足が見当違いの方向に吹き飛んでいた。出血もひどく、辺りには赤い液体や肉片が
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