PM2.5を通して、戦う者の本心と建前と、無常を訴えた作品。。。

この作品も、主人公二人が、どこか現代っ子っぽいというか、
妙に長閑でそれゆえに印象に残るキャラクターになっているなあ、と。
阿弖流為くんの最後の言葉が、名前の伏線を引っ張っていて
その上めちゃくちゃフラグっぽくもあって、かなりぐっと来ました……。
結局、PM2.5は偶然だったのかな？ 戦術が環境変化にマッチしなくて……。

あご……阿弖流為、的な感じ。

短いお話なのにキャラが立ってて、台詞の掛け合いもテンポがよくて楽しい。予想外のオチがすごく綺麗に落ちてて読後感がよかったです。面白かった。

【お詫びとお願い】引用部分について
　引用部分前半の、環境省ホームページからの引用は「PM2.5」の内容ですが、後半の「はてなキーワード」からの引用は「ミノフスキー粒子」についての記述でした。
　読者の皆様におかれましては「PM2.5が飛んでくるとレーダーやセンサーが使えなくなるらしいよ」などと他人に伝達しないようお願い申し上げます。「は？」とか、「そんなわけないでしょ」とかといった反応が返ってくる可能性があります。お気をつけください。