エントリー作品◆第よん回 10分ついのべ 夜の部 わたしは流れる大地に腰を下ろしてから幾千...(Twitter小説)投稿時刻 : 2014.07.25 23:09#10MTWN わたしは流れる 大地に腰を下ろしてから幾千年 凍りついた四肢 凍り...
◆第よん回 10分ついのべ 夜の部 ごごおぅ、ごごおぅといっそう強くなった風...(Twitter小説)投稿時刻 : 2014.07.25 23:05#10MTWN ごごおぅ、ごごおぅといっそう強くなった風が、彼女の髪を吹き上げて、...
◆第18回 てきすとぽい杯讃花(1528字)投稿時刻 : 2014.06.14 23:43最終更新 : 2014.06.14 23:44「ほう。ジンチョウゲ」
「そう、沈丁花。…そら、あっちにも」 ...
◆第17回 てきすとぽい杯〈GW特別編〉集合住宅(4247字)投稿時刻 : 2014.05.04 23:45高速道路で奇妙な老人に出会い、世にも不思議な経験をしてから一ヶ月後。仕事から帰ってポストの中身をあらためると、投資信託のDMとピザのチラシに、青色の星形の...
◆第17回 てきすとぽい杯〈GW特別編〉高速道路(3459字)投稿時刻 : 2014.05.03 23:45僕がその老人と会ったのは、白い蛍光灯が一定の距離を几帳面に守りながら、やはり一定の距離ごとに落ちる暗闇をも黙認している、長いトンネルの中だった。彼は路肩...
◆第16回 てきすとぽい杯春酔い(2307字)投稿時刻 : 2014.04.05 23:28最終更新 : 2014.04.05 23:31 真夏のように暑い春の夕暮れであった。余は同志たちと別れて市電に乗り、姉の宅へと急いでいた。予定では午後の早いうちに訪問するつもりであったのだが、つい同...
◆第11回 てきすとぽい杯〈お題合案〉祖母の庭(2576字)投稿時刻 : 2013.11.16 23:32―庭の林檎の実をもいではいけないよ。
ーあれは、お祖母様の忘れ形見だからね。 ...
◆第8回 てきすとぽい杯〈夏の24時間耐久〉末尾:金魚(1000字)投稿時刻 : 2013.08.18 14:59 娘は鉛筆を置くと、たおやかな手さばきで素早く便箋を三つ折にし、水色の封筒に差し入れた。あらかじめ入れておいた文香の香りが鼻をくすぐる。三枚の文を含んだ...
◆第8回 てきすとぽい杯〈夏の24時間耐久〉金魚の誘惑(1000字)投稿時刻 : 2013.08.18 11:55漁師の吾作は、都会から来た身なりの良い紳士と2人で船を出した。紳士は樽くらいの大きさの箱眼鏡を持っており、船が十分沖に出ると、紳士は箱眼鏡を水面に下ろし...
◆第6回 てきすとぽい杯〈途中非公開〉緩やかな歩み、応じる心(2246字)投稿時刻 : 2013.06.15 23:36不恰好な建物の公民館だった。建物の大部分は、平行になった三階建ての小学校を再利用している。が、門の前には、視界を遮るように2階建ての白い箱が立ちふさがっ...