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羽ばたく季節
投稿時刻 : 2013.04.13 23:35 最終更新 : 2013.04.13 23:41
字数 : 1310
5
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コメント
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うむむ。。。
テンポよく引き込まれましたが・・・

人間原理宇宙論的厨二病を患った悪魔?
それとも脳内で妙なものが猛スピードでくっつき合って
天才と紙一重の何やらになった女の子?
はたまた、、、

相手がいくらあどけなく可愛い女の子でも、
ナタでユッケ状にされるのはいや。。

そこはやはり 目にも止まらぬ素早さで → 「全裸」

・・・ではないでしょうか先生! 先生!
2013.04.21 00:36

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進常 椀富さんの 羽ばたく季節 も 衝撃的でした。
とくに --「えっ? 一番上って太陽じゃないの?」
 カオリはちょっと気落ちしたような表情を見せて言った。
「太陽は星でしょ? 続きを聞いて」-- このあたりのやりとりはものすごく引き込まれる感じ。
 いろんな見方があるかとは思いますが ねこ的には終わり方が
なんというか ちょっと 急に出演者達が 壊れた感が……
本当は違う終わり方したかったんじゃないかなぁとか 思ったりしました。
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古今東西、現実も創作も惨殺に満ち溢れる中にあって、
なぜあえて惨殺ラストなのか。
考察とはいかないまでも、、ちょっと突っ込んでみたいと思います。

目を覆うようなラストシーンですが、
特徴的なのは、カオリが即殺を選ばなかったこと。
もうひとつは、カオリが直接手を下していること。

即死させなかった。
これは、殺すけれども、伝えたい。ということ。
死の間際に、言葉と感情を伝えずには居られなかったのでしょう。
…死は断絶、、、カオリは悪魔的所業とは裏腹に、死を恐れているように感じられます。
死のもたらす恐ろしい断絶を前に、どうしても伝えたい。。

直接手を下した。
…遠くから自分の存在を明示しつつ、間接的に惨殺する、のではなく
自らナタを持ち、血を浴び肉のぬめりと骨を断つ感触を味あわねばならなかった。
…見方によっては、とても人間的に感じられます。
カオリにとって、アキラは特別な存在だったのでしょう。



そこに見られるのは、 いわゆる「愛」かもしれません。

カオリは(神殺しのための)人類抹殺計画を、
なぜ、いつ、思いついたのか、それは想像するしかありませんが、
記念すべき最初の犠牲者(そしておそらく最後の犠牲者かもしれません)に、
アキラを選んだ。

カオリが何者だったにせよ、変質し、変貌してゆく自分を、
アキラに伝えたかったのです。




ここでちょっと反対側へ回りこんでみましょう。

アキラ = シゾワンさんです。
カオリは、、すごく頭が良くて、あどけない顔立ちで、
おそらくJKとよばれる年代の女の子ですが、
これはシゾワンさんの周りにいる女子の特徴が、シゾワン欲望フィルタを通して
合成された像と見ることができるかもしれません。
山田さんやUCOさんやTwitterのフォロワーさんたちや、
過去にふれあい言葉を交わした、シゾワンを取り囲む女の影の数々・・・


天才的に頭がよく、あどけない顔つきの少女。
親しくないとは言えないが、それなりに距離を感じたり、感じなかったりする彼女が、
自分の肩口にナタを振り下ろす。そこで一気にゼロ、もしくはマイナスに転じる距離感。
血を吹き出し肉をこそがれを断たれるこの瞬間、少女と僕は一体になっているといっても構わないだろう。
激痛に包まれ、もう自分の身体の位置もわからず、視界は黒く失われながらも、
崩壊し変貌する少女の心を受け止めるべく、
少女の愛を一身に受け止めるべく。
最後の最後、死に至る瞬間まで明確な意識のままに。

きっとシゾワンさんはそのように殺されたいと願っているのです。
2013.04.25 21:59

ああそのとおりな気がするなあと思いました。
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