我ながらホレボレする文体を自慢する大賞
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肌色仮面に気をつけろ!
投稿時刻 : 2013.04.26 23:20
字数 : 634
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肌色仮面に気をつけろ!
なんじや・それ太郎


その夜電話がかかて来てね、こんな風に言われたよ。
「お前は命を狙われてる」て。「肌色仮面に気をつけな」
あーあ、あーあ。どうすりいいのさ、肌色仮面て?

胸から外れたおぱいみたく、空中ふらふらさまよて、
冷たいガラスに押しつけてみては、「あー、冷たいね、気持ちいい」

だけどだけど、どうすりいいのさ、外に出れば
あいつだてこいつだて、肌色をした顔のやつばかり。

「うん、つまりはこの重さなんだな」
梶井基次郎ごこをしてみたて、今日は楽しくない。

外に出なけりいいんだ、ネトスーパーでお買い物。
お好み焼きとお寿司を買て、ついでにビールもひとケース。
ああ、何てこた!
お好み焼きとお寿司のどちを先に食べればいい?

肌色仮面どころじない、肌色仮面どころじない。
チンコの先から不思議な匂い、チンコの先から不思議な液体、
世界中にまき散らせて言うの?

たかい方から先に食べてたら、冷たいものが最後まで残る。

「泳ぐ時は人が多い所にしなさい」てママに言われた。
だけど海まで走て行ても、泳いでいるの猫ばかりだニ

そう、肌色仮面がおいらの命を狙てる。
長崎は眼鏡橋とちんぽんとグラバー邸とオランダ坂。
肌色仮面は眼鏡してなくてちんぽんじなくて、
邸宅には住んでなくて坂の上でおらんだ(広島弁)。

一日に玄米四合も食たら腹パンパン。
パンパンパンのパン!
あれ、さきまで玄米の話をしてたのに。

そういえばお腹減た。
お好み焼きもお寿司も一緒に食べるからね、バいバい!
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