ファッションの秋!パリコレ小説大賞主催 : ゚.+° ゚+.゚ *+:。.。 。.



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江戸前啖呵(たんか)
世話
今そこにある危機(的な日常)
彼女は愛している
裸の王様
解析結果 HM3120 1712241326
秋のファッショニスタ
あるいはそれよりも鮮やかな
手袋の行方



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『江戸前啖呵(たんか)』にコメント
2017.12.29 22:14

※ 作品のネタバレを含む
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痛快なお話でした。上背があって西洋のドレスが似合う体型の女子というのは当時だとコンプレックスになりそうなものかと思いますが、最後には和服に着替えてから啖呵を切ってやる、というのが最高ですね。あとちょい役だけど髪結いのお菊さんのプライドある台詞も印象的でした。
ファッションは美しく着飾る、体型をorよく見せるという役割だけでなく、自身のアイデンティティや誇りを表現するという役割を担っていると感じさせてくれるお話でした。
早着替えはまさにパリコレ!

『世話』にコメント
2017.12.29 22:23

※ 作品のネタバレを含む
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なんかよくわからないけど、ハルキ・ムラカミ風を感じましたw
ルメールについて初めて知ったのでぐぐりました。
格安量産型ブランドでありながら、デザイナーブランドでもある。両立できるというのは、なかなか、革命ですね。ユニクロと言えば、無難なユニフォーム的アイテムの店と思っていたが、そこから時代は進化していたのか・・・
ファッションというのは、時代を代表するものであり、そして、技術や産業を代表するものでもあるんだなあ、とか考えました。
さて、語り手は、飛行機でどこへ行こうというのか・・・?

『今そこにある危機(的な日常)』にコメント
2017.12.29 22:31

※ 作品のネタバレを含む
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なんという破壊力!くそう、リア充め爆発しろ!
という冗談はさておき、「好きな人に選んでもらったものを身にまといたい」といういじらしい彼女の欲求は非常にオンナノコ・ファッションの原点であり、それと同時に、
>誠実さを捨てた男の言葉だった。悔しい、という思いが頭の中を覆い尽くす。好意を持っている相手の趣味や、嗜好や、思想や、哲学や、信念や、流儀や、感性や、なにより彼女自身をもっと知るべきだったのだ。少なくとも知ろうとするべきだったのだ。
これ!ここ!こことても良いですね!こんな風に考える小泉くん自身もまた、私はとてもファッショナブルであり、そして、誠実な男だと思いましたよ!とても良いですね。
あと、グーグル先生に頼ろうとして検索ワード思いつかない下りは笑いました。確かに、ぐぐりようがないですよね。でもあと数年したら、こういうのも人工知能がナチュラルに解決してくれる時代になるのかも。どうだろう?それもまた、ファッションの進化の一つとなるでしょう。
文体が主人公の心情と非常にリンクしていて筆圧を感じて良かったです。

『彼女は愛している』にコメント
2017.12.29 22:49

※ 作品のネタバレを含む
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最後なんかしっぺ返し的なオチが待ってるのかと思って読んでたけど、ランカータが何を思っているのか最後まで描かれずに終わりますね。不思議な読み心地でした。
私は、エシィはファッションを心底愛しているのだなと思いました。これが人が中心の物語なら、ランカータが落ちぶれくすぶると、なんとなく心理的に、昔の服もくすんで見えてしまうような気がするし、エシィが自分の美しさに一番驕っているのなら、何を着ていてもエシィはただただ美しいという話になる気がします。でもエシィの中で一番愛していたのはランカータの全盛期の服なのだな、と。
そうして遠い町で復活したランカータに気付いて舞い戻るエシィは、ただただファッションを愛しているのであり、それを生み出したランカータへの「評価」としては極上のものと言えるのかも知れません。
しかしランカータ側の思いは?想像の余地だらけで余韻の残る終わり方です。

『裸の王様』にコメント
2017.12.29 22:56

※ 作品のネタバレを含む
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くそっwwwこのオチwwww不覚にもwwwww
前半部の執拗な服の描写、異世界ファンタジーでありながら、さらりと現実のファッションの原点を丁寧に表現していて、素晴らしいと思いました。ファッションの原点は、階級の差別化、服装の素材の貴重さに由来するものですよね。
ファッションショーによる経済効果とかも、現代でもあちこちでありますよね。そういうのはいつから始まったんだろう。調べてみると面白そうですね。

『裸の王様』にコメント
2017.12.30 06:15

※ 作品のネタバレを含む
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用意された服を着れば確実だけど、自分で考えたいという王様の気持ち、何かわかるなぁ、どうするんだろうと思っていたら、まさかの隕石! しかも、みんな全裸! だけどファッションショーは開催! と何かすごい流れでした。
最後のランウェイを歩く王様の姿がとても良かったです。

『彼女は愛している』にコメント
2017.12.31 06:37

※ 作品のネタバレを含む
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 私も何かしっぺ返しが来ると思っていたら、また結婚を申し込んでいて驚きましたが、エシィの歳を取っても変わらない態度にある意味感心しました。
 この終わり方が一番良いと思うのですが、やはりランカータが何と返事をしたのかが気になります。

『江戸前啖呵(たんか)』にコメント
2017.12.31 18:12

おもしろかったです!ファッションと時代劇をこう絡めてくるなんて、お見事でした。

『世話』にコメント
2017.12.31 18:21

あるプログラミングが働くというくだり、現代社会を皮肉ってるみたいですね。

『今そこにある危機(的な日常)』にコメント
2017.12.31 18:30

※ 作品のネタバレを含む
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え、なにこのリア充……くそ、幸せになってしまえ!
まくし立てるような怒濤の文章が、彼の内面を如実に表していておもしろかったです!

『彼女は愛している』にコメント
2017.12.31 18:37

※ 作品のネタバレを含む
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ミシンに巻き込まれた時を想像すると怖い。基準が揺るがないのはすごいけど、エシィもぶっちゃけ怖かったです……。碧さん、すいさん同様にしっぺ返しがあるかと思っておましたが、ランカータはなんと返事をしたのでしょうね…。

『裸の王様』にコメント
2017.12.31 18:42

※ 作品のネタバレを含む
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え、ちょっと待って!?裸の王様的なことになるのかと思っていたら、ものすごい展開ですね!?笑わせてもらいました!

『解析結果 HM3120 1712241326』にコメント
2017.12.31 18:50

※ 作品のネタバレを含む
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今回のテーマを真正面で受け止め、かなり捻りを加えて返しているような感じでした。衣服は確かに必要不可欠。

『解析結果 HM3120 1712241326』にコメント
2017.12.31 18:56

※ 作品のネタバレを含む
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たーてのいとーはあなたー よーこのいとーはわーたしー
ってやつですね!
煙に巻くような作風でありながらロマンティックさも感じるような不思議な読み心地でした。
確かにDNAのらせんは繊維に似ていますね。人類は昔から様々なものを縒り紡いで来ました。
解析とは解釈というフレーズが印象的です。結局はすべてが後付けなのかもしれません。
ファッションとはヒトそれぞれが都合良く付け足す目に見えない概念のようなものなのでしょうか。
ジーンズに関する豆知識にそうだったのか!と思いつつ・・・

『秋のファッショニスタ』にコメント
2017.12.31 18:59

※ 作品のネタバレを含む
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動物ファッションとコスプレの境界線はどこにあるのだろう……とそこはかとなく考えました。賑やかでカラフルで楽しそうな職場ですね!

『秋のファッショニスタ』にコメント
2017.12.31 19:10

※ 作品のネタバレを含む
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これはすごい。いつものシュールないじりに加え、真面目に熱くファッションしている!
服装のアイディアは現実的でありながら適度に奇抜、描写は目に見えてくるようで、まさにパリコレ感でした。
「秋」にも合わせて頂けて思わずニヤリとしました。確かに、トレンドを考える人は季節をかなり前から先取りしてるんですよね。
ファッションを先導する者は、様々なものに目を向ていなくてはならないのだなあと考えました。
マガモ・コーデは、ちょっと、やってみたいカモ・・・

『あるいはそれよりも鮮やかな』にコメント
2017.12.31 20:19

※ 作品のネタバレを含む
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出落ちかと思ったらシリアスな話だった。。。
この企画でこんな骨太SFが来るとは思いませんでした!この世界観でもっと色々読んでみたい気もします。
ファッションには精神やポリシーを表現するという役割もありますよね。悲しい結末ではありましたが、それを受け継いでいくという主人公の決意にファッションの醍醐味とパリコレ感を感じました!
防護服や私服の描写にも手を抜かない細やかさに好感度↑↑でした。

『手袋の行方』にコメント
2018.01.02 20:33

※ 作品のネタバレを含む
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良いお話でした!
ファッションというと、個性的、奇抜なデザインのものを想定しがちですが、シンプルなものだってファッションですよね。でも、三島の悩みはわかる気がするなあ、ちょっと、創作にも通ずるところがありますよね。自分の作ったもので、誰かを笑顔にできるなら嬉しいし、でもそこからはもう、受け取り手のものなんですよね。
手袋を作る下りも細かく書き込まれていて、職人小説的な趣もあって面白かったです。

票の集計期間 2017.12.25(月) 0時  ~  2017.12.31(日) 23時
作品の最短掲載期間 2021.12.31(金) まで[?]
投票方法 5段階方式(平均)
投票終了まで 票の推移とコメントを公開する


総括

ファッションの秋!パリコレ小説大賞、おかげさまで、ファッショナブルな9作品をご投稿いただきました。
12/24の締め切りまでに寄せられた作品で、最も高得点を獲得したのは、
白取よしひとさんの「江戸前啖呵(たんか)」
でした!
まさかの幕末を舞台にした本格時代劇!「洋」の異文化を前に「和」を誇りに思う江戸っ子が啖呵をきる、痛快な作品。おめでとうございます!
また、締め切り後の投稿になってしまいましたが、
永坂暖日さん「あるいはそれよりも鮮やかな」
は、4.1を上回る最高得点を獲得されました。
こちらも意表を突いた本格SF!荒廃した未来の地球を舞台に、ファッションに乗せて大事な人の思いが伝えられていくラストはぐっときます。
そのほか、様々なアプローチでファッションを表現された個性的な作品が寄せられ、とても楽しませていただきました。
ご投稿下さった方々、ご感想、投票下さった方々、改めまして、ありがとうございました!