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4月20日
(
たかはし@普通種を愛でる会
)
投稿時刻 : 2018.04.21 21:08
最終更新 : 2018.04.21 22:12
字数 : 743
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2018/04/21 21:11:05
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2018/04/21 21:09:38
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2018/04/21 21:08:57
4月20日
たかはし@普通種を愛でる会
呑みすぎたせいか、夜中に喉が渇いて目が醒めた。
台所に行
っ
て牛乳か炭酸水でも飲みたいが、とにかく体が重いし、布団から出るのが億劫だ。
そうや
っ
てもやもや考えているうちに、そうだ、飲み会の帰りに自販機で買
っ
たけど結局飲まずに鞄に入れ
っ
ぱなしのお茶のペ
ッ
トボトルがあ
っ
たな。鞄は足元だ。
なんとか布団から出ずに上半身を起こし、暗い中手探りで鞄からペ
ッ
トボトルを年出して、お茶を飲む。二口ほど飲むと、渇きは落ち着いた。
ああ、これでや
っ
と眠れるな、と思
っ
てまた布団にもぐろうとしたところで、自分の体が布団にもぐ
っ
たままなことに気が付いた。
こういうことは、子供のころからよく眠れない夜にたびたび経験してきたのでよくわかる。今のは、「起きてペ
ッ
トボトルのお茶を飲む」という夢を半分起きつつ半分眠りながら見ていたのだ。
意を決して目を開け、上半身を起こし、鞄からペ
ッ
トボトルを取り出すと、やはり飲んだ形跡はない。や
っ
ぱり夢だ
っ
た。
安心してペ
ッ
トボトルの蓋をひねり、ぬるいお茶を喉に流しこむ。途中少しむせて、お茶をこぼす。顎から首を伝
っ
たお茶が宇和意義の中に流れる感覚が気持ち悪い。
ペ
ッ
トボトルを鞄の横に置き、布団をかぶ
っ
て目を瞑る。渇きの欲求が満たされたので、すぐに眠りに落ちた。
翌朝、気持ちよく目が醒めた。二日酔いが残らなくてよか
っ
た、と思
っ
た。今日も仕事だからだ。
時計を見て、背伸びをし、体を起こしたその瞬間、不思議な光景を目にする。
鞄の横に置いたはずのペ
ッ
トボトルがないのだ。
おそるおそる、ゆ
っ
くりと、鞄の中をのぞく。
そこには、お茶のペ
ッ
トボトルが入
っ
ていた。
蓋は買
っ
た時と同じように密閉された状態のままだ
っ
た。
今、僕は電車に乗
っ
て会社に向か
っ
ているが、これが夢の中ではないという自信がない。
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