おおー怖い。怖いし面白い。
「それが、今の新婦です！」のところで肩の力を抜かせた直後に、「そうよあなた」と落とす手腕、さすがです。笑いと怖さのギャップが出て、ゾクっとしました。

怪談と笑い話は作りが似ている気がしますが、両方同じバランス取ろうと思うとどっちつかずになっちゃいますね。
でも夢にうなされるまではいかないソフトなホラーというのは隠れた需要がある気がしますし、なにより自分が好きなんですよね。こういうどこかヘンテコなの。
文学としては物足らなさもあると思いますが、枯れ木も山のなんとかといいますし、ティーブレイクとして楽しんでもらえてたら幸いです。
感想ありがとうございました。励みにして精進します。

過不足ない文章が読んでいて心地よかったです。怖がらせようとしたり笑わせようとする態とらしさもなく、描写対象との距離がウェットにもドライにもならず自然で良かったです。小話として完成度が高いと感じました。

これ言うと意外かもしれませんが、淡々とした文体は司馬遼太郎を参考にしています。「が、」「で、」の接続詞ひとことの文頭ではじまったり、「、」で改行したり。
今回誰かに話しかけるように書いたので、スムーズに筆が進みました。このやり方でうまいこと書き続けられればよいのですが。
感想ありがとうございました。またの機会を楽しみにしています。