創作板勝負だー祭り2026初夏
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5月関連
投稿時刻 : 2026.05.10 15:34 最終更新 : 2026.05.10 15:35
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- 2026/05/10 15:35:57
- 2026/05/10 15:34:47
5月関連
ひやとい




 札幌は常に形を変えていく街として発展し、今も成り立ている。
 なにかの機会で生まれ育たところをグーグルマプで見てみたら、どこが馴染みの店だたのか見当がつかなくなていた。
 クリーニング屋の幼馴染のあの子はどこに行たのか。
 アーケードゲームが置いてあた小さなスーパーはどうなたのか。
 そこの細い道を挟んだ八百屋はどうしてしまたのか。
 またくわけがわからなくなていた。
 そこから歩いて20分くらいにある繁華街でもそれは変わらなかた。
 池袋なら今でもサンシイン60が健在なのに、札幌ではテレビ塔や大通公園、あとはなんとか文化財みたいなところしか昔の面影は現存していない。
 おまけに路面電車の停車位置まで少しだけ延伸して変わてしまていた。
 子供の頃にいつか入ろうと思ていた狸小路にあたラーメンの名店は、高校を出てちとしたらとくになくなていた。
 しかもあのニカのヒゲじじいの看板も変わるという話だ。いたいどこまで変わりいいもんだか。
 そんなふうに、常に形を変えていく街であるなら、そこで生まれ育た男が札幌を捨て、他所で変わていてもいいだろう。
 もともと馴染まなかた。
 どんなに環境が変わても、札幌の中にいる限りは疎外感が強かた。
 地元に密着できるのは結局才能だろうと思ている。
 そんなものはなかたということになる。

 というわけで、もう東京のあたりに住み着いて40年近くなるが、一向に出ていこうという気にならない。
 そうこうしているうちにいろんな人と知り合い、もはや札幌の知人の数倍にはなている。
 その中にはすでに亡くなた者もいるが、相変わらずつながりは多い。
 そんなことをふと思うのも、トシを取たせいというのもあるだろう。
 最近はゴールデンウクが大型連休になてしまたせいでもあるのか、鯉のぼりを見ることがなくなていることに気がついた。
 つい先日池袋の大都会で友人と待ち合わせて飲んでいると、その話題になた。
「なあ最近鯉のぼりて見ないよな? そちはどうなん?」
 その友人とはもう30年の付き合いで、自衛隊時代の知人を通して知り合てから、何かあると飲んで話している。
 知り合た頃は、彼は東武練馬に住んでいて、その近辺でよく飲んだものだた。
 今はヘラブナ釣りがしたいという理由で北坂戸に住み、機会があれば鎌北湖で車に乗り付ける。
 仕事場が池袋なのでもう少し近くに住めばいいと思うのだが、本人がどうしてもというので仕方がない。
「そういえば見ない」
「少子化なのか、それとも旅行に行くから飾る必要がないのかな」
「どかの住宅街ならそんなとこもあるんじん?」
「おれんちは貧乏だたから鯉のぼりなんて手で振るアレしかやんなかたよ」
「おれんちもだよ」
「太郎鯉のCM覚えてるか? おーよげよおよーげー太郎鯉ーての。あれうらやましかたなあ」
 太郎鯉とは越後製菓のではなく岡本太郎作成の鯉のぼりでもない。
 遠い昔に榊原という会社が東レと組んで作た鯉のぼりで、CMで流れていたアプテンポな曲がわりと有名だ。
「あけかなあ」
「おれテレビ子だからよく見てたんだよ、おまえはどうだけ?」
「よく覚えてないわ」
「でもガンダムは見てたじん」
「あれは別だよ」
「おれなんか3回目の途中で必ず寝てしまうけどな」
「おまえには難しかたんじん?」
「うるせーなそのとおりだけどさ」
 例年だがなぜかゴールデンウクは普段の2倍忙しく、人と会たり何か用事があたりして大変なのだが、この飲み会もその一環で、たまにしか会えなくなた友人と交流を暖めるいい機会でもあるのだ。
「そんなことより釣り行く時間ねーよ」
「でも年金繰り上げでもらわないんだろ?」
「そうだけどさ」
「いつだかいつ死ぬかわからんしおまえんとこ早死家系なんだからもう少ししたらやた方がヒマも出来るんじん? て言たことあるよな」
「でもよー多めにもらいたいんだよー
 トシを取ると老後か健康の話題になりがちで、なかなかシブいお年頃になた気がするが、まあ変に若ぶたりするよりはマシかなと思て話している。
 大都会では大体テーブルが狭い二人席で、チハイ何枚券とかいうのを買てテーブル番号を書いて指定場所に置き、注文が来たらあらかじめ頼んでおいたたぬきそばをアテに飲むのがルーチンだ。
 たぬきそばがいちばんアテとしてコスパがいいからだ。
 友人はだいたい違うものを気分で頼む。
 貧乏人のための居酒屋として一部で有名だが、最近は若い女子もよく見るようになた。
 不景気と物価高をここでも実感するわけだ。
 しかも西口なので、おいそれと他地域に馴染んでいるやつなどは界隈の評判を恐れて来ない。
 実に気楽な店なのだ。
 松戸にもあたようだが、去年なくなたらしい。
 西口なんて昼間は至て平和なのだ。
 だがムダに恐れているやつらのおかげで荒れることもなく、平和利用出来ている。
 いろいろと話してから次行こうとなり、3件も回ると6時間も飲んでいた。
 適当に駅の改札口まで送り、今どき誰も使わない、いわゆるほうほうの体で帰宅した。
 やはり行く道々でも、鯉のぼりのコの字も見なかた。



 やぱり書いててあまり面白くならなかた。
 酔てるとたまにアイデアが浮かぶのだけど、メモを取らないことにしているので翌日にはすかり忘れている。
 まあメモを取たところで酔いが醒めたらほとんど使い物にならないことはわかているが、なにかしらのヒントとして書いとけばよかたなーと思わないこともない。
 でも今回は誰も出さない公算が大きいので、いたしかたなくメモを取て書くことにした。
 メモには出だしの文しか書かなかた。
 出だしさえなんとかすればこうやて面白くなくてもうんうん言て書けばつなぐことが出来る。それが小説のいいところだ。
 面白さを度外視すれば何でも書けるのだ。
 ドカーン!バリバリバン!
 バラバラバラバラヒンヒン!
 ガガガガドドドドブンガラガドンドドーン!
 ピイピイボボーン!
 こん平でーす!

 あのね、おさんもうじき変なもの着るお年頃なんすよ……

 
付記
どうもすいません。
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