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突撃! 隣のプロットコンテスト
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鱗茎のエリシオン(仮)
(
雨之森散策
)
投稿時刻 : 2013.11.24 10:26
最終更新 : 2013.12.01 22:29
字数 : 4214
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2013/12/01 22:29:59
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2013/12/01 22:18:35
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2013/11/24 11:51:05
-
2013/11/24 11:11:38
-
2013/11/24 10:26:41
鱗茎のエリシオン(仮)
雨之森散策
*いろいろ補足・修正しました。
テー
マ
【大叔父】を使
っ
てSFを書こう。後は出たとこ勝負。
タイトル
【鱗茎のエリシオン】
鱗茎は球根や地下茎、エリシオンはギリシ
ャ
神話の楽園エリ
ュ
シオンから。
地下深い揺籃の中にしか楽園はないみたいなイメー
ジで。
登場人物
主人公
十代の少年。補給部隊の兵補。ジ
ャ
ンパー
*である【ルー
ツ】に対して複雑な感情を抱く
ヒロイン
主人公とは幼馴染み スラム地区にひとりで住む 要らない←や
っ
ぱ要る
ルー
ツ(仮)
主人公の大叔父で伝説的なジ
ャ
ンパー
*
百歳を超える高齢で地球(地上)を知
っ
ている数少ない人物 見た目は若い。
艦長
主人公の住む船の長で政庁のト
ッ
プ。たぶん初代から数えて数代目。
兄
主人公の兄。幼い主人公を守り育てた。
舞台
百年以上に渡り閉鎖され続けた密閉空間。宇宙や海底、地下など
とにかく外は死の世界で簡単に出る事などできない
。あ、宇宙がいい!宇宙だ!
民間人メインの移民船というより輸送艦隊がいいかも。
コー
ルドスリー
プが利用される程度に科学は発展しているが万能ではない感じ。
環境
閉鎖された環境の中での固定された社会。
物資には限りがあり、生産数が少ないからき
っ
と格差も生まれているだろう。
普段活動している人間は少ない。
結婚や出産まで管理されていて子供の数も少ない。少数精鋭が理想。
有為の人材が必要とされ、それ以外の人間に対しては厳しい社会制度。同調圧力。
ブリ
ッ
ジ・艦橋
艦の操舵室のあるブリ
ッ
ジ、そのままコミ
ュ
ニテ
ィ
の政庁の事でもある。
一番の偉いさんは艦長。さらに艦隊司令なんかもいるのかも。登場しない。
艦隊の目的は地球と連絡をとり故郷に還る事。ヤマト。周囲に人が住める星系はない。
コー
ルドスリー
ピング
この世界の冷凍睡眠は一般に歓迎されていない、という設定。
冷凍睡眠に成功しても覚醒時に後遺症が残る可能性が高い
(よう分からんが長期間の冷凍によ
っ
て重大な臓器や血管が損傷するとかどうとか)、
なので冷凍睡眠は一部の重要任務を除けば大体が口減らし。
(故障か、資源不足が原因か。昔は正常に稼働していた)
一度ポ
ッ
ドに放り込まれたら半分以上の人間は目覚める事なく死亡するため棄民装置として利用されている。ルー
ツの使
っ
てきたポ
ッ
ドとは別物
(はてランニングコストはどうなんだろう。雑居型ポ
ッ
ドとかあるのか)
ジ
ャ
ンパー
冷凍睡眠を数度に渡り繰り返し、更に生還してきた人間はジ
ャ
ンパー
と呼ばれるかなり稀な存在。
換えの効かない能力を有する人間。どれも任務上での冷凍睡眠なので棄民とは別。
登場人物のルー
ツ(仮)はその中でも存命中最高齢のジ
ャ
ンパー
。
物語の大まかな流れ
公園
西暦何年の何月何日なのかも分からない、ある未来の昼下がり
人工的に再現された芝生の上で寝そべる主人公へルー
ツが赤いレー
シ
ョ
ンを手渡す。
口をつけたが即座に吐き出す主人公。芝の葉が赤い液体を弾く。
まずい。
まずくて当たり前だ。お前たちには理解できん味だよ。
トマトという失われた食物。味を似せて復元したというそのトマト味のレー
シ
ョ
ンを有難がるジ
ャ
ンパー
は多い。ルー
ツもそのうちの一人。
地球の話を少し。ぎこちない挨拶のあと予定があると言
っ
てルー
ツは公園地区を去る。多くの人々から声をかけられるルー
ツを見送りながらひとり残された主人公。レー
シ
ョ
ンをすするがやはりまずい。
ルー
ツと主人公の間には七十年の時間の隔たりがある。ルー
ツと仲良くする事に抵抗がある主人公。ルー
ツとの会話を振り返り、自己嫌悪に浸る。*
ここらへんで主人公周辺の大まかな説明。
艦の事。コー
ルドスリー
プとジ
ャ
ンパー
。
補給兵補として任官しており身分保障されてはいるものの、主人公の毎日は平凡で兵士としての仕事は単純。訓練と物資のチ
ェ
ッ
クばかり。実戦(とい
っ
ても小惑星接近とか)などはここ二十年はなく公園地区でひなたぼ
っ
こすら許されるような緩みき
っ
た世界にどこかで危うさも感じている。ルー
ツはそんな世界の中では色合いが違う人間。
数日後・自宅
艦内放送で艦隊の新しい進路座標が決定した事を知る主人公。艦隊は百年以上の長い漂流の只中にある。しかし主人公には関わりがない話。どうせ自分が生きている内には故郷へは帰れない。
どうでもいい。
かつての貧しい生活を回想。
スラム地区で育
っ
たヒロインとのエピソー
ド。短め。
幼い頃は冷凍睡眠コー
ス一直線だと思われていた。だがそれも悪くはないと思
っ
ていた。デー
タ端末を開くと一枚の写真が現れる。幼友達やヒロイン、そして兄が映
っ
た写真だ
っ
た。兄の存在はいつも主人公を孤独から救
っ
てくれた。だが彼はもういない。*
食堂
ヒロインと主人公で遅い昼食を摂る。
トマトのレー
シ
ョ
ンの話。その流れでルー
ツについても話す。ルー
ツは主人公の大叔父で再高齢のジ
ャ
ンパー
として人々から尊敬と期待を集めている人物。彼がなぜ命がけのコー
ルドスリー
プを繰り返すのか、そして何度もそれに成功し続けるのかは誰もが知
っ
ている。
しかし傍流ながら彼の最後の一族である主人公はルー
ツのおかげでいくつかの特典(住居や仕事の獲得やコー
ルドスリー
ピングの免除)などをブリ
ッ
ジから受けている。気まずくなり会話はそこで途切れる。
ヒロインは両親を亡くした今も主人公が幼い頃住んでいた地区にひとりで住んでいる。主人公といつかは結婚できるのではないかという漠とした希望があるようだが彼女がそれを口にした事はない。懐かしい味がする、とヒロイン。トマト食べたことないのに。
ヒロインは幼い頃から主人公がルー
ツを憎んでいる事も、その理由も知
っ
ている。主人公の端末へブリ
ッ
ジから呼び出しが入り食事の時間は終わる。ブリ
ッ
ジから直接の連絡など前例にないため、にわかに戦慄する主人公。
艦橋・救護室
救護室にいたのは消耗しき
っ
たルー
ツだ
っ
た。その場は医師とブリ
ッ
ジににいた医師の説明では今は命に別状ないがいずれ重篤な発作が現れるだろうと語る。立ちすくむ主人公。やがて、死ぬんですか?と零す。
ただ一人の貴重な才能だ、死なせない。そう力強く答えたのは艦長。
ルー
ツは人類のコンパスだ。彼が死ねば我々が迷う事になる。*死なせはしない。
熱弁と裏腹に心が冷えてゆく。
また子孫の心臓や血管や内蔵をもら
っ
て生きていくのか。兄の心臓を奪
っ
たように、今度は俺の子供や孫の命を吸
っ
て生きてゆくんですか。
だが人類のためには必要な犠牲だ。それに君の兄は片足が不自由だ
っ
た。役立たずは必要ない。冷徹に言い放つ艦長。更に続く
ルー
ツに新しい任務が与えられた。次の時代へとジ
ャ
ンプする。恐らく次が最後の旅になるだろう、という話。(君や君の子供や孫にルー
ツのような力が目覚めれば話は別だがね、というセリフ)
くそ
っ
たれ。そうは言えない主人公。ヒロインとは遺伝子のマ
ッ
チングが悪く、ルー
ツの臓器に適合する子孫は作れないという話。幼い頃に何度も聞いた。
ルー
ツは眼を醒まさない。
夜
主人公は幼い頃暮らした地区へ。ヒロインの住まいを尋ねる。
ヒロインの姿は現れない。もしやと思い端末を使いヒロインを呼び出すも応答がない。
同時刻・救護室
昏睡から目覚めたルー
ツ。救護室のベ
ッ
ドから起き上がると、主人公の運命を悟る。
(暗に憎悪や諦めのようなものを匂わせる描写、暗い目、船窓に映る顔。吐露させない方がいい)
同時刻・ヒロインの住まい
ヒロインはブリ
ッ
ジからコー
ルドスリー
プのポ
ッ
ドへ入るよう命令が下されていた。親もいないヒロインにはそれを拒む権利はない。
一緒に船から脱出しようと提案。補給兵補だから、食料はなんとかなるかもしれない。
そんな夢は見たくない。せめていい夢を見たい。パパやママと一緒に地球でトマトを食べる夢。
さらに数日後
終わりへ
ルー
ツ、最後のジ
ャ
ンプのためにコー
ルドスリー
プへ。主人公とふたりきりで話す時間が与えられる。
ヒロインの末路を知
っ
ているルー
ツ。沈黙。
お前の考えはわか
っ
ている。いずれお前の願いはかなう。ポ
ッ
ドへと入るルー
ツ。
ルー
ツが眠りに入る最後の時。
いつか俺はあんたを許す、とつぶやく。だが
――
声にならない。
ルー
ツはき
っ
と全部わか
っ
ている。
宇宙空間。アステロイドベルト。
終
*ルー
ツについて補足
超能力者、あたりが妥当か。予知能力や超人的危機回避能力。テレパシー
ではない。
スペアのない存在なのでブリ
ッ
ジの判断で百年以上も子孫の臓器を移植され生かされてきた。
主人公がいつかルー
ツの能力に覚醒する事を予知している。絶望的な予知もしているが誰も知らない。
地球には帰れない、そもそも地球なんてなか
っ
た、など。
それでも人々に希望を与えるために生き続けるような。しかし子孫を殺して生かされ続ける事に疲れている。
*主人公について補足
兄の臓器を奪い、間接的に殺したルー
ツを憎悪し、ルー
ツの一族である事からスラムから救われ身分を与えられている。
更にルー
ツを生かすために臓器が適合する子孫を残す義務を背負わされている事で自己否定的かつ破滅的な一面が強くな
っ
ている。
*
遠い未来の迷子艦隊の中の話だけど郷愁があるからか多分どこか二十世紀的なあるいは二十一世紀的な趣きのある住宅街とか食堂街とかにな
っ
ているのかもなあ。という手抜き。
雑ですいません。設計図という意味あいよりもどちらかと言うとあらすじのように書くことが多いです、プロ
ッ
ト。SF的デ
ィ
テー
ルがおざなりというか手付かずですが、SFなんて書いたことないので。
大体計画通りに書かない方が面白くなるみたいなので詰め過ぎない方が個人的にはうまくいくようです。
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