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(プロット)
★プロット
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(1)エヴァンは、さまざまなレシピでどんぐりを食べる。クッキーで、コーヒーで、パイで…大叔父の言いつけ通り。
└◆エヴァン:思考力が低下し、冷酷になりつつある=熊化
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(2)エヴァンの唯一の肉親であった大叔父は、おとつい息を引き取った。天涯孤独になったエヴァンを、幼馴染のアイラは元気づけようとする。外は雨が降っている。
└◆エヴァン:無感覚にどんぐり食べる
└◎アイラ:エヴァンが心配。そして彼の憂いを帯びた美しさにうっとり
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(3)エヴァンは薄く笑い「ありがとう」、アイラ胸きゅん、さらに好きになる。どんぐりプリンやどんぐりパフェ、エヴァンはどんどん新たに食べていく。
└◆エヴァン:アイラって一生懸命だなー元気だなーくらい
└◎アイラ:優しい。私に心配させまいと気を使ってるんだわ
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(4)猟師の子であるダロがやってくる。炒っただけのどんぐりを勝手に食べながら、「野生動物を使った無差別殺人が横行してる」と告げエヴァンの様子を見る。
└◆エヴァン:猟師だ。銃の臭いだ。動物の本能で警戒
└◎アイラ:またエヴァンに嫉妬していじめにきたんだ!守らなきゃ
└◎ダロ:こいつはいけ好かない犯罪者だ、糾弾してやる・アイラの目を覚ます・俺の手柄
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(5)「犯行後、黒髪のきゃしゃな男が目撃されてる。10年前と同じさ、お前の両親とな」
じっとエヴァンを見る。エヴァンはどんぐりとりんごのジュースを飲み干す。
└◆エヴァン:ただただ本能で警戒
└◎アイラ:わけのわかんないイチャモンばっかりつけて全く!
└◎ダロ:ほら、しっぽを出せよ
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(6)かつて、10年以上前。同じような無差別殺人が連続して起きた。巨大な熊らしき動物に殺されたと推測され、巧みな猛獣使いの変質者がやったと考えられたが犯人は捕まらずお蔵入りしていた。エヴァンの両親は事件に前後して失踪し、被害者なのか犯人なのか判然としないまま疑われ続けていた。
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(7)「くだらない」アイラは遮る。ダロは鼻で笑う。「くだらなくないさ。俺もこの間見たんだ、逃げられたけどな。黒くて巨大な熊だった、このあたりの生息種じゃない。それに飼いならさなきゃ熊があんなに肥れるわけないんだ」エヴァンは微笑を浮かべたままなにも言わない。
└◆エヴァン:殺されまい。刺し違えて殺してやる
└◎アイラ:わけのわかんないイチャモンばっかりつけて全く!
└◎ダロ:ほら、しっぽを出せよ
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(8)「馬鹿言わないで。小さな展望台で猛獣を育てられると思うの?」アイラは怒ってダロを追い出す。ダロはアイラの腕をつかむ。「おいアイラ、プロポーズの返事はまだか」「あんたみたいなサディストお断りよ!」アイラは必死で振り払い、樹のドアを閉める。
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(9)エヴァンはどんぐりを食べる手を止め、悲しく微笑む。「おれのために、ごめん」いいのとアイラは叫び、憐れみのあまりエヴァンを抱きしめる。エヴァンはそっとアイラに口づけし、「君は自由に生きていいんだよ」と耳元で呟く。
└◆エヴァン:心情は書かれる方にお任せ
└◎アイラ:心情は書かれる方にお任せ
(8)アイラは突如不安に襲われる。理由のない不気味さすら感じ、思わずエヴァンの目を見る。透き通って美しい瞳にアイラは再び夢中になり、「あたし貴方と結婚してもいいのよ。もう14歳ですもの」と熱心に言う。
└◆エヴァン:猫が飼い主に甘えるくらいの気持ち
└◎アイラ:私のすべてを捧げたい
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(9)アイラは帰っていく。エヴァンはどんぐりを食べ続け、すぐにアイラのことなど忘れてしまう。大叔父は「村に復習せよ」と言った。エヴァンにできるだろうか? 先日、自警団と出くわしたときのことを思い出す。ダロは見習いとしてついてきていて、エヴァンを見た途端怯えて走り逃げた。いくじなし、とほくそ笑む。